* 水のかたち * | misapple*diary

* 水のかたち *

 

 

先日、友人達
映画「シェイプ・オブ・ウォーター」を鑑賞してきました。

 


心から感動して映画館を後にした私に
友人達は言います。

 


「これは人を選ぶ映画だ。
誰にでもお勧めできる作品ではない。」

 


「ええ?なんで?」と理解できない私でしたが
アカデミー賞やらゴールデングローブ賞やら
立派な賞を沢山獲得しているというのに
はじまって間もないというのに
上映館がみるみる少なくなっていき
友人の言っていたことは
あながち間違っていなさそうです。

 


いやいや、それは勿体ないでしょう。

 


これは綺麗な柄の古いお菓子の缶に
いろいろな歪な形のものを
大切にふんわりと入れたような
優しくて素敵な映画なのだから。

 


差別に満ち溢れた私達の世界で
小さな声は大きな声にかき消されていきます。

 


所詮貴方も私もたいした違いなんかないというのに。

 


そもそも私自身など
もともとどこにもなくて
誰かが掬い上げてくれたその形が
私の形となっているだけなのだから。

 

 

 

 

水のかたちは愛のかたち。

 


世界は権力者達が思うより
驚くほど流動的で、

 

 

 

 

私達に必要なのは強さではなく「寛容」なのだ。
 

 

 

 

ギレルモ・デル・トロ監督は言います。

 


現代に似た社会情勢をおとぎ話として描いたら
みんなだって聴いてくれるだろう?








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「シェイプ・オブ・ウォーター」は
彼が幼少期に観た映画「大アマゾンの半魚人」の
それとは異なるラストシーンを切に願う
監督の純粋な想いが何十年もの時を経て
形になったもの。

 


私も昔から海にとても憧れがありました。
身体が強くないのに相当無理をして
ダイビングをしていたことも。
水からあがると立っていられないほどの疲労と
激しい嘔吐に見舞われましたが
それほどまでに海の中は美しかったのです。
肉体的に恵まれていない私でも
青い海のなかでは
鳥のようにふわふわしていて自由でした。


同じ地球でありながら宇宙同様、
深海は解明されていないことばかりです。

 

 

 

 

大好きな映画「アビス」は、

 


ジェームズ・キャメロン監督が
高校時代に書いた小説を自身が映像化した作品です。

 


彼は大学では海洋生物学と物理を専攻し
3000時間以上の水中滞在記録を持つ
スキューバダイバーでもあります。

 


映画監督として多忙な今でも
世界各地で難破船探索や深海調査等を行っているそう。

 

 

 

 

 

こちらは
アイルランドの美しいアニメ映画
「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」

 

 

 

 

 

 

これらの作品からは
海への深い畏敬の念を感じます。
 

 


こちらもぜひ☆













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