カココイ(過去の恋)の最たるもの

それは元オット。

 

今日で60歳。還暦。

 

 

離婚した年の私の1月の誕生日。

当時の私は30歳。

 

それまで毎年一緒に日付を超えていたのに、

その年、キミはいなかった。

 

戻って来たキミに私は泣きながら、

「一緒に誕生日迎えたいって言ったのにえーん」と。

すると、

「誕生日なんて来年もあるだろ」と。

 

その時、

『来年あるかなんて分かんないじゃん』

と思った私の予想はアタリ、

その2か月後に実家へ戻り、

その4か月後には一人で離婚届を出しに行った。

 

 

キミとははじまりから嘘や隠し事が多かった。

一回り以上の年の差があるからと、

当時の若気の至りで理解しようと思ったけれど。

 

やっぱり理解出来なかった。

 

 

あれから16年7か月。

キミと一緒にいた時間 約10年よりも、

キミがいなくなった時間が随分と長くなった。

 

アノ日私が飛び出してから、

交わしたのは離婚届だけ。

私から郵送した離婚届だけ。

 

幸か不幸か子供もいなかったし、

何も繋がるものは無い。

 

共通の知人友人もいないし、

私がググらない限りはキミの情報は私に入って来ない。

 

 

離婚後にうちの実家に電話があって、母に、

「半年後でも1年後でもいいので、話がしたいと言ってください。

電話番号は変えずにいるので」と。


当時のキミの携帯番号だけは今も変わらず覚えているけど、

最後のそのお願いだけは叶えてあげないとだけは決めている。

 

何でもキミの言う事を私はきいて来たけれど、

最後のそのお願いだけは叶えてあげないとだけは決めている。

 

 

 

還暦おめでとう。

 

あなたの幸せを願うことはないけれど、

私とは違う世界線でお元気で。

 

と書きながら涙出るのなんで(笑)