1月31日(月)

 「理想の内閣はどんな布陣か」という月刊『正論』の企画があり、安請け合いしたものの、考え出したら全然、浮ばない。

 あれこれ考えても、どうしてもいいメンバーが決められず、昨日からずいぶん時間を割いてしまった。「内閣決めなきゃ~」って、こんなノリでいいんだろうか・・。

やたらと悩んでしまったが、冷静に考えると、詮無いことなのだが・・。

 で、結局、法的には本来、過半数が国会議員でなければならないところ、何故かほとんどが民間人になってしまった。



2月1日(火)

 『正論』3月号に、「余命10年!自衛隊よ戦える軍隊たれ」と題する拙稿が掲載された。また、時を同じくして発売の「THEMIS(テーミス)」2月号には「防衛産業を潰滅寸前にさせた非常識」という記事があり、コメントをさせて頂いた。

 私にとって、発売日というのは、何とも言えないかんじで過ごす。何がしかの感想など言われたりすると、「ああ、これでこの仕事を終えた」と思えるのだが、それがないうちは、一方的にボールを投げただけで、誰も受け取ってないのではないか?などと思いがちなのだ。まだまだ執筆者としては甘い了見なのかもしれない。

 ところで、急に暖かくなった今日、福島県・白河市の防衛関連企業の工場に行ってきた。前の日よりも気温は高いものの、雪が舞っている。

 またまた、どうでもいい昔話で恐縮だが、10数年前に私はこの地にあったスキー場のコマーシャルのディレクターをしたことがあり、一つの思い出の地でもある。

 何が思い出深いかって、私はスキーをやったことがなく、撮影場所までリフトで上るまではいいが(それもかなり怖かったが)、スタッフが皆スキーで降りるのを横目に、歩いて降りていたのだ。

 けっこう吹雪いていて、アイスバーンになった斜面を歩いて降りる。しかも、撮影なので、何度も繰り返すわけで、いやはや、思い出すだけで筋肉痛になりそうだ。

 寒かろうが、辛かろうが、いい映像が撮れるまで粘ったため、スタッフや出演者には迷惑だったに違いない。そういえば、私の筋肉痛には誰も同情してくれなかったな・・。


2月2日(火)

 今日は、静岡にある工場へ。ここでは鉄帽(ヘルメット)を作っているが、その開発は日本人の頭の形を徹底分析するなど、想像以上に緻密に行われているようだ。

 命に関わるものだけに、試験などへの念の入れようは驚くばかり。こうした「需品」の分野、とかく装備調達論議においては置き去りにされてしまいがちだが、極めて重要だと思う。



2月3日(木)

 山口県の防府天満宮で「牛替神事」が行われ、同時に開催された節分祭では、空自防府南基地の柏原敬子・基地司令が豆まきに参加したと報じられている。柏原さんは、自衛隊初の女性基地司令とのこと。

 私は、男女雇用云々とかいう風潮には与しないが、実力があって活躍している女性は、素直に尊敬してしまう。

 ただ、最近、気になっているのは、「同じような活動する女性を集めて」イベントとか、何か企画をしよう、なんて話をされることがたまにあること。一体、何の意味があるのか?と思ってしまう。

 また、これまでは、「女性の視点で」女性自衛官を取材するとか、そういう動きの可能性も模索したが、どうも、私の場合は「女性の視点」じゃないのでは?ということに気付き始めた。

 であれば、「女性同士」というコンセプトが、はなから覆され、そもそもの意図と乖離するのである(あくまでも私の場合)。

 従って、結論は、女性同士で徒党を組む(組ませる)必要はなく、気の合う者同士が自然にくっつけばいいじゃん、ということになる。多分、同業種の他の女の子たちも賛同してくれるのではないだろうか。

 




2月4日(金)

米国防省は宇宙産業の合理化や開発支援強化を盛り込んだ「国家安全保障宇宙戦略」を発表したという。

宇宙における対中戦略を強化すると見ていいだろう。中国は4年前にすでに、自国の衛星を対衛星兵器(ASAT)を使い破壊する実験を成功させている。

「宇宙の平和利用」と名付け、手足を縛ってきたわが国の安全保障分野における宇宙開発は、宇宙基本法の制定で門戸が開かれるはずであったが、歩みは遅く、問題も山積である。結局、米国依存度がますます高まることになってしまうのだが・・。



2月5日(土)

 歩き過ぎで靴が壊れかかっていたので、いつも買っている表参道の靴屋さんに行ったところ、ものすごい人で溢れている。

 何事かと思ったら、どうも、これも中国と関係があるらしい。旧正月の春節ということで、日本に観光客が大挙して訪れているという。そういえば、今週、新幹線に乗ったら、ずいぶん中国人を見かけた。

 「表参道ヒルズ」では、中国人留学生を案内所に常駐させるなど、「対中国人サービス」を徹底させているらしい。

 毎日新聞によると

表参道では、地元商店街の「原宿表参道欅会」が、春節に合わせ加盟店舗のうち約300店舗で銀聯(ぎんれん)カードに対応。また、NTTドコモと協力し、指さし会話ソフトの入ったタブレット型端末「ギャラクシータブ」を約250台配置し、中国人観光客の買い物をサポートする。日本百貨店協会も、「ギャラクシータブ」を、3日から加盟全国37店舗に配置している。>

とのこと。

 プリンスホテルでは、朝食に水餃子を振舞うのだそうだ。私だったら、海外旅行先ならその土地の食べ物が食べたい気がするが、いいのかな。

 そんなことはともかく、商人の世界はしたたかだ。そして、この期間の街の風景が、将来、常にあるものになってしまうのかと思うと、不安になっている人も多いのではないだろうか。



<今週の写真>


永田町に取材に行ったら、逆にトルコ料理をご馳走になってしまいました。

デザート&チャイ


桜林美佐の新・国防日記


のどが渇くので、お水の取り合いに
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