岡山市南部の児島湾周辺に広がる広大な平野は児島湾の干拓によって生み出されたもので、毎年豊かな実りを約束してくれる豊穣の大地です。
写真は、その児島湾干拓地の千両街道(広域農道児島湾線 岡山市南区)で目にしたマンホール。
稲穂、千両なす、新玉ねぎ、レタスが描かれています。
当地は千両なすの名産地だそうで、千両街道もこの千両なすにちなんだのだとか。
なんとも羽振りのいい名前ですね。(^-^)
マンホールには描かれていませんが、児島湾干拓地は二条大麦(ビールの原料)も広く栽培され、4月は青々とした麦穂が一面に広がります。
正面に見える山は、向かって左が怒塚山(いかづかやま 332m) 右が金甲山(きんこうざん 403m)。
低山ですが周囲に高い山がないためよく目立ち、児島湾のシンボルとも言える山容を誇ります。
倉敷川右岸堤防から眺めた児島湾干拓地の麦畑と怒塚山、金甲山。
山並みの向こうは瀬戸内海です。
菜の花が春風に揺れています。
こちらも倉敷川右岸堤防から撮影したもの。
芽吹き始めた堤防の木と、児島湾干拓地の様子です。
今回ご紹介した写真はいずれも昭和になって干拓されたエリア。
昭和の初めまでは遠浅の海でした。
現在は確かな実りを約束してくれる豊穣の大地と姿を変えています。
(写真)岡山県岡山市南区 2020年4月19日撮影
(C)Misako Takahashi 2020
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