兵庫県西宮市のマンホールをご紹介します。
蓋には一体何が描かれているのでしょう?
普段じっくり見ることもありませんので、少し観察してみることにします。
それでは手前から順番に見ていきます。
まず、言わずと知れた「阪神甲子園球場」
数々の名勝負を刻んで来ました。
浜風を受けた旗が北東にたなびいています。リアルです!
その奥は「酒桶の天日干し風景」
かつては春の風物詩でした。
酒蔵の広々とした庭先に大きな木桶が並ぶ光景は
さぞや壮観だったことでしょう。
そして、一番奥に見えるのは「煉瓦造りの酒蔵」
先の震災で、木造の酒蔵は壊滅的被害を受けました。
煉瓦蔵も今ではほとんど目にする事はありません。
さらに、周りには西宮の市花・桜があしらわれています。
まさに春たけなわの情景を写し取ったものなんですね!
マンホール一枚からもその街の風景や歴史が垣間みれ、興味深いものがあります。
そうそう、忘れる所でした。
上に「うすい」という文字が。
う・す・い………? う~~ん?
そっか! 「雨水」ですね。(笑)
(ご当地マンホールは市内随所で見られます)
(C) Misako Takahashi 2010