(一財)絵本未来創造機構認定の
EQ絵本講師 渡辺みさ子です。
2020年2月より、日々感じる思いを、
絵本の紹介とともに、書きつづっています。
№1654 地域家族の子ども
「おはようさん」
「きぃつけて行きやぁ~」
「元気になってよかったなあ」
地域のおばさん、おじさんたちの見守り隊が、
今朝も明るく元気に、
学校に行く子どもたちに声をかけていました。
毎朝ほっこりの風景です。
子どもたちと、つかの間ことばを交わせるのは、
毎朝子どもたちの顔を見ているから。
寄りそったことばが、あっちでも、こっちでも。
街角に立つ見守り隊は、
昔の近所のおじちゃん、おばちゃんを思わせてくれます。
ニコニコしていても、
ちょっとアカンことをやってると叱りもする。
交通だけの見守りではなく、
育ちの見守りの役目もしています。
どこの子かわからないけれど、
地域家族のこどもとして接する。
そんな見守り隊に、私も心の中でお仲間入り。
昨日は雨上がりに、下校中の子どもたちと
一緒に空を見上げました。
「ほら、公園の向こうの空みてごらん。虹が出てるよ」
「ほんまや!」
「みんなにもおしえてあげたいなあ!」
「おばちゃん、ありがとう!」
どの子も愛おしい、地域家族の子どもたち。
❤今日の絵本
『道草いっぱい』
やしまたろう・みつ/文・絵 マコ岩松/訳
(創風社)
「私たちは帰り道で、大人になるための
さまざまなことを学ぶことが出来ました」
戦前の日本、学校の帰り道で見かける人々の
働く姿を描いています。
桶屋さん、染物屋さん、お菓子屋さん、畳屋さん、
提灯屋さん、看板屋さん、豆腐屋さん、
下駄屋さん、鍛冶屋さん…
在米55年の間、終生日本を愛した八島太郎。
故郷、鹿児島を舞台に、
豊かな文化を持つ日本への憧れや夢を描いた本。
【2刷できました♪】わたなべみさこの絵本