(一財)絵本未来創造機構認定の
EQ絵本講師 渡辺みさ子です。
2020年2月より、日々感じる思いを、
絵本の紹介とともに、書きつづっています。
№1576 いつでも満天の星を
田舎育ちって、お得なんだなあ。
自然に満たされて育ったありがたさを、
改めて感じました。
きっかけは昨日の早起き会で、
夕涼みの話をしたこと。
夏になると夕食後、庭に大きな縁台を持ち出して、
家族で夕涼みを楽しんでいたものです。
すいか、うちわ、満天の星、ホタルの乱舞。
今でも、思い出せば、
縁台に寝転んで満天の星を眺めていた時のことや、
ホタルをうちわで仰いで追っかけて遊んだこと等、
あの時の体感が甦ってきます。
特に満天の星は、
思い出す度に私を満たしてくれます。
今、私は自然のない都会に住み、
星も数えるほどしか見ることができません。
でも、思い出せばいつでも
自然を感じることができます。
若い頃は田舎育ちであることが恥ずかしくて、
隠そうとしていました。
でも時が経つと、隠そうとしていたものに、
誇りを感じることができるようになるなんて、
若い頃には想像もできないことでした。
隠そうとしていたものが輝くのですから。
いつでも満天の星を思い出して、
幸せに満たされる感覚。
私の内なる最高の宝ものです。
❤今日の絵本
『星をつるよる』
ぶん・え/キム・サングン やく/すんみ
(パイインターナショナル)
ねむれない夜、ひとりぼっちを感じていたら
不思議なことがおこりました。
星がおりてきて、その星の糸につかまったら、
月につり上げられたのです。
つりをしていたのは、ねむれないうさぎさん。
そして眠れないお友だちがどんどんつり上げられて、
眠れない星たちと遊びました。
でも星座をつくって遊んでいるうちに…
優しい真夜中の物語です。
【2刷できました♪】わたなべみさこの絵本