N病院の院内の喫茶室…カフェで
Uさんとコーヒータイムしていた。
О医師から、喫茶室のコーヒー券をもらったから。
5年前のblogには、生前のUさんとリアルにカフェタイムして、お喋りしている。
10数年ぶりの再会で、懐かしさもあり
話も弾んだ。
Uさんも、術後の合併症、腸閉塞に悩まされ
重度のケロイドで通院が欠かせなかった。
かつては、Uさんに惚れていたО医師。
Uさんはお子さんの病気等を理由に退職されて
N病院を去る。
O医師も゙、出身の大学病院や地方の病院への出向で
N病院を離れていた時期がこの頃。
Uさんに対しての気持ちが吹っ切れたのか
紹介による出会いがあり結婚…。
愛妻家となったO医師。
息子さんを抱くO医師の笑顔は
優しい父親そのモノ。
バリバリの外科医師…
泣く研修医も黙る、色黒体育会系のO医師の
白衣を脱いだ素の笑顔。
ギャップが大き過ぎると言われていたが、
それって、フツーじゃないの❓
O医師に限らす、
公私混同してないだけだと思う。
外科医が仕事中もヘラヘラしてたら
怖すぎる。
そして、O医師は大学に復帰された。
都内に戻り、非常勤でN病院にも
顔を出す。
そして、再び…外科部長復活。
副院長になられた。
しかし、悲しいお別れ…
旅立ってしまった奥さま…。
お気持ちは如何ばかりか…
人伝にて聞いたO医師のお話。
そして、Uさんの方は…
下のお子さんの進学を機に、
都内に戻る。
上のお子さんは、
東大…文Ⅲに進学されていた。
詳しくは知らないが、某有名予備校の
特待生だったとか。
(予備校に、特待生ってあるの❓)
実は、Uさんは、抱えた病気の治療目的で
都内に戻って来ていた。
N病院には、Uさんと仲が良かった
O看護師(現、看護師長)が居た。
私の゙blogにも登場していた
先輩看護師の゙「Rさん」も、Uさんの゙親友だった。
O医師とUさんの゙再会は
その、O看護師長さんとの゙管理当直勤務の゙流れで、
自分の妹さんが病を抱え、О医師の伝で手術を
受けていた。
その経過云々を
話しているうちに…
「そう言えば…明日、勤務明けに
久々で、Uさんと会うんですよ」
O医師の過去を知らないO看護師長ではない。
O医師は
「ほほう、Uさん、懐かしいな。
娘さんはどうしたかな。
で……、それで、なんで会うんだ❓」
食い付いてきたらしい。
O医師の心理は解らないが、
愛妻たる奥さまを亡くされたあと、
心の空白…寂しさを埋めるすべはあったのだろうか。
O看護師長は、Uさんの話を聞き、
即座にO医師に相談した。
理由は、Uさんが抱えた病気は
婦人科+消化器外科の病気だったから。
昔の感情…想いはともかく
その病気の専門医でもあったO医師ならば
執刀医にならずとも、最善の゙方法を導き出す。
Uさんは、
「まさか、主人と同じ病気に
かかるなんて。
確かに、私は
主人の闘病中の゙悶絶する
苦しみを見ていて、
”私が替わりたい“
本当にそう思った。
けれど、子どもたちの事もあ
る。」
この時、Uさんの
亡きご主人には妻であるUさんが居た。
今のUさんには…
東大を卒業してスタンフォード大に留学中の
娘さん、
薬剤師になった息子さんが居たとはいえ…。
精神的な心の支えは居たのだろうか。
(余計なお世話なのだが)
О看護師長
「お蔭様で私の゙妹は元気になり、
先月に3クール目の抗癌剤治療も
終わりました。
それで、もう1つご相談が…。」
О医師
「何だ、今度はアンタの゙病気か❓」
「いえ、私の゙事ではなく
あの……Uさんのこと…」
それでО医師は何かを察したのだろう。
「Uさんだと❗あの人だよな…」
「他に、誰が居るんですか。」
そして、О看護師長はUさんの現状を゙伝えた。
丁度、その頃、
私は、巨大子宮筋腫に悩まされ
オペに向けて動き出した頃だった。