宝来紙/ほうらいし(卯)。 | 美し国 blog

宝来紙/ほうらいし(卯)。

宝来とは「絵絹」「えとがみ」ともいわれ、
しめ縄の代わりに掛ける縁起物です。

様々な縁起物がかたどられていますが、
最もよく見かけるのは「たま」と呼ばれる宝珠で、
仏様が手に持っている
「願いをかなえる宝の珠」と干支の宝来です。

起源は弘法大師・空海が中国からもたらしたもので、
寒冷な高野山には農地がなく、
しめ縄を作る稲が手に入らなかった。
そこで代わりに絹や紙を使い、
切り絵にして飾ったことに始まります。