今回の方は形と心という面から書いて下さいました。私も形から入る方で、形は大事だと思います。形を決めるとそれに沿っていかないと満足できなくなり、ある意味定石が出来上がっていきます。適当ではすませたくない気持ちになってきます。それは時にマイナスに作用することもあり、そこを修正するのが心でしょうか。私たちがしているのは法律の学習というよりも、試験に受かる勉強です。そこをはき違えると見当違いの方向に行ってしまいます。この方の文章を読んで、そこらへんのバランスのとり方が大切だということを改めて感じました。
1 氏名 T.K
2.職業 会社員
3.受験回数 2回
4.得点
法令168点(記述38点) 一般知識48点 総合216点
5.学習で工夫したこと
合格者の方々の合格体験記を読んで、これ以上何を皆さんにお伝えできるかを考えました。
私は『形』と『心』の両面で『本試験』を常に意識して学習すること、学習の
工夫もそれに適ったものにすることが必要ということを強調してお伝えしたいと思います。
『形』は『心』に深く影響します。一例として『本試験』の『形』を取り上げます。
よく時間という観点は意識されますが、ここでは問題用紙に注目してみます。
ページ数60頁近く、サイズA4、問題文は横組み、明朝体フォント、モノクロ印刷です。
ここで私の学習の際の『基本』はA4、横組み、明朝体、モノクロに決まりました。
具体的には『六法』は横組みのもので、過去の『本試験』と判例が多く掲載されている
ものを選択しました。過去問、判例掲載は『本試験』を常に意識する以上、必須です。
『六法』の勉強で条文の素読をする有効な方法がありますが、初学者でいきなり素読は
効果が薄く、そもそも難しい漢字があって読む気にならないと思います。
ここで『白熱講義』です。水崎先生の条文の音読に合わせて読む。
講義での条文の重要度の説明や重要箇所に線を引いてメリハリをつけた学習ができます。
これで難なく条文に取り組めると思います。
これ以外にも『形』での工夫はいろいろとできますが、割愛します。
自ら工夫を考えること自体が『本試験』を意識することにつながるからです。
次に『心』の面をお話します。 択一式問題を取り上げます。
当初は周りのアドバイスもあって合格基準点は6割で、満点を目指す必要はないと頭では
理解したつもりです。ところが学習が進むにつれて、通常の受験生が知らないことでも
全てを知ろうという気持ちが芽生えてきます。
択一式問題で解らない肢があると、心理的に『苦痛』で『楽しくない』、『知らないのは
罪悪だ』『気持ちよく解けない』と感じる。
選択肢の多くが解るようにと勉強するようになります。
予備校の宣伝の『予想問題的中』という謳い文句が魅惑的に映ります。
『心』を変える必要がありました。
『解らない肢があって当然。そこから正解を導きだすのがこの試験だ。自分の頭と問題文
のどこかに解く鍵がないだろうか』という意識です。さらには、解らない問題を解くこと
が『楽しい』と感じられるようになることが『理想形』です。
この『心』を持って『本試験』を常に意識して学習することが最大の『学習の工夫』だと
思います。
ここにきて、白熱講義ガイダンスで水崎先生が『いかに既知のことから正解にたどり着くか』
『マニアックな知識に走らない』とおっしゃっていることの真意がよく理解できます。
受験生のみなさんもガイダンスでの注意事項は合格するまで常に意識して学習を続けるように
して下さい。
以上、上から目線での話になってしまい、しかも長文で大変恐縮ですが、大目に見て許して
頂ければ幸いです。
6.今後の予定 他資格試験受験を考えています。
7.水崎先生へ一言
合格体験記や掲示板で白熱講義の評判を知り、『これで合格できる』という確信をもって
受験学習ができました。
合格まで続けられたのは水崎先生のおかげです。
本当にありがとうございました。
諸先輩に続け!