前々から気になっていたマンガ、「鈴木先生 」がテレ東でドラマ化 された。
今期は正直結構観るものが多く、これは「捨て」かな?と思っていたのだけど、一回目を見たら止まらなくなった。

正直、東大を目指す秀才と、とんでもないヤンキーが同じ高校にいるという学園ドラマのリアリティの無さには辟易としていた。現実の学園生活はもっと退屈で、事件なんか滅多に起こらない。でもその平凡な日常が楽しく、いとおしいものなのだ。

鈴木先生は、珍しく先生の視点で描かれている。そこで起こる様々な些細な事件に、教師も生徒も、真剣に向き合っていく。いや、真剣すぎるだろ~と突っ込みたくなる程、みんな多くを語る。それがリアルだとは思わないが、私の世代からすると、一見どうでもいいことに熱くなる生徒たち(そこから真理が生まれることもあるのだが)の方に親近感がわく。繁忙期まっただ中の妻も視聴を決定した。

ただマンガの暑苦しさがドラマで再現されきれているかというと、微妙な部分もあるが、文字テロップを出したりなかなか工夫されている。原作ファンにも概ね好評なようである。スペシャルファクター「小川蘇美 」の髪型がロングなのは異論があるようだが。

で、大人買いしてきましたマンガ全11巻。ちょうど最終巻も出たところで、一気読みしま~す。


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今日のタイトルはsuzukiじゃなんなんで。しかし、こういったアパートとか多くない?北村でnorth villageとか。さしずめ私はwater capeといったところか。略してwc、案外いいじゃん(笑)。


ちなみにドラマの方は、視聴率2.6%というすごいスタート。この枠はモリのアサガオとか最上の命医とか良作を出し続けているんだけどな・・・・。フジやTBSよりある意味気合入ってるぞ、テレ東! 主演はセカンド・バージンで鈴木京香の相手を好演した長谷川博己 (白石美帆と破局した人)。このままの視聴率としても、急激に伸びたとしても、ともかく伝説になること間違いなし!今からでも遅くない月曜夜10時、刮目して観るべし!


追記:寝る前にドラマ版2話の原作となった「げりみそ」と「酢豚」を読んだ。いやぁ、マンガ難しいわ。とてもじゃないけど1回読んだだけじゃ全てを理解できない。マンガで頭抱えるのは久々(嬉しい)。新井英樹 なみの、いやそれ以上の文学性。そこらへんをドラマは上手く噛み砕いてくれているし、コメディ的要素も付加していてハードルを低くしている。読んでから観るか、観てから読むかが問題だが、まだ未読の人はドラマから入った方がいいかもしれない。