リストイヤーということで、またもCD購入。
上の左はラザール・ベルマン
のVeneziaというロシアのレーベルのリスト集。すぐに入手困難になるので有名なレーベルなので速攻で押さえる。シューベルトの歌曲にヴェネツィア・ナポリ、超絶にロ短調ソナタ収録。ネットでの評判通り、DGやブリリアントよりもいい!しばらく愛聴盤になりそう。
上の右はロ短調ソナタをオーケストラ編曲で演奏したもの。ピアノでは聴こえにくいメロディーも聴こえたりしてなかなか面白い。
下はハイティンクの交響詩集。標題音楽である交響詩というジャンルを確立したのはリストだが、有名な前奏曲 しか知らなかったので、これを機会に全部聴き込んでみようと思う。
前に、リストは「ポップじゃない」と書いたけどちょっと補足。リストの曲には彼のテクニックをひけらかすため?に書かれたような曲も多く存在する。日本のフュージョンのようにそれが下品に感じる人も多いようだ。ただそうしたものだけでなく、素晴らしい作品も多いということを重ねて強調したい。
さらに彼は様々な影響を後世の作曲家に与えている。例えば前述の交響詩というジャンルもそうだし、晩年の作品では調性が希薄になっていき、巡礼の年所収の「エステ荘の噴水」がラヴェルの「水の戯れ」やドビュッシーの「水に映る影(水の反映)」を生みだすきっかけになったのは有名な話である。
今年はラフォル・ジュルネなど、リストを聴ける機会も多いと思う。普段生では聴けないようなものも演奏されるだろう。是非この機会をお見逃しなく!
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