a disease not able to be cured

TOTOのベーシスト、マイク・ポーカロが筋委縮性側索硬化症(ALS)になってしまった。


TOTOといえば便器ではなく、Hold the line,99,Goodbye Elenore,Rosanna,Africaなどで有名な、名うてのスタジオミュージシャンが集まって結成されたバンド。高校時代から大好きで(ツイン・キーボードというロックでは珍しい編成が、高校時代組んでいたバンドと一致していた、アレンジが素敵だったなど)、度重なるヴォーカルの交代、ドラマーのジェフ・ポーカロの急死などを乗り越えてつい最近まで現役で活動していたのだが、2008年に活動休止を宣言。もうしばらくは見ることができないと思いきや、マイクの闘病支援のために再結成、なんと5月に来日まですることになった。


勿論速攻で横浜パシフィコのチケット予約。楽しみな半面、マイクのことを考えると複雑でもある。ALSは治療法がまだ確立されていない難病。発症からの進行も早く、3~5年で死亡する可能性が高い。


奇しくも5thアルバムIsolation 一作でクビになった2代目ヴォーカリスト、ファーギー・フレデリクセンも手術不能の癌を患っており、悲しい。彼にも頑張ってほしいものだ。


今回のコンサートでは、ヴォーカルは復帰した初代ヴォーカルのボビー・キンボールが抜け(彼はTOTOの活動休止後、Yesの一部メンバーと組んでYoso(Yes+TOTO)という冗談みたいなユニットをやっている。しかもファーストアルバムのタイトルがElements~要素 笑)、3代目ヴォーカリスト、ジョセフ・ウィリアムス(あの、映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムスの息子)、ベースはマイクの代わりに売れっ子スタジオミュージシャンのネーサン・イーストという顔ぶれ。しかも最近はツアーに出たがらなかったデヴィッド・ペイチも、マイクの実弟スティーブ・ポーカロ(7枚目で脱退)も参加。


特にスティーブ・ポーカロは高校時代に一人!で行った武道館公演以来なのでとても楽しみ。彼はマイケル・ジャクソンのモンスターアルバム「スリラー」所収のヒューマン・ネイチャーの作者なので、かの曲も歌ってくれないかと淡い期待。


で、そのマイクであるが最近初のソロアルバムをリリースした。

ブラザリー・ラヴ/マイク・ポーカロ
¥3,200
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これは2002年にドイツで行われた兄ジェフ・ポーカロのトリビュートコンサートの音源に、後からバックグラウンドヴォーカルなどをオーバーダブしたもの。ロザーナやアフリカ、ボズ・スギャッグスのロウダウンや、知る人ぞ知るE Minor Shuffleといったインストも収録している。


TOTOのベースは初代のデヴィッド・ハンゲイトの方が好きなのでマイクのベースはそんなに意識していなかったのだが、TOTOのライブDVDやこのアルバムを聞いて彼の良さを再認識した。スタジオのものより動いていたり、洒落たおかずをはさんでいたり、それが出しゃばらずに音楽的に曲の中で消化されている。特にダブルストップ(ベースで和音)のセンスは抜群だと感じた。


タイトルはブラザリー・ラブ。このアルバムは兄ジェフのためのコンサート。今度は弟のスティーブが兄マイクのためにコンサート。泣かせるぜ、ポーカロ兄弟!


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