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それは 膝の靭帯を切る前のことだった．．．．
いい感じで終わることができたラグビーシーズン
さらなる飛躍を目指して入ったスポーツクラブ
エグザス（現コナミスポーツ）
器具の充実さと施設の広さ 駐車場も無料で
住宅街にあるということもあってか 平和な感じのとこだった。
それまで公営のジムに行ってたせいか けっこう感動ものだった。
フリーウェイトも充実しており、ジョギングマシンも多く、待たされることもなく実に快適だった。
ちょっとばかし筋肉自慢だったので まあ そこそこいけるやろ と思った矢先．．．．
フリーウェイトのバーベルを黙々とあげる人がいた。
重さは 確か．．．１６０キロくらいだったと思う。
「あかんわあ！ 全然あかんわあ！ 全然あげられへんわあ」
圧倒的な存在感を持ち、 まさにそのジムの大将だった。
私なんかせいぜい８０キロ持ち上げれるかどうかだったのに。
いや．．．．． 全然 ええやん．．． ってかこえー。 近寄らんとこ．．．．と。
からまれへんように 細々と筋トレやっとこ。
スキンヘッドに色白 常人の一回りもでかいその体．．．．
ダンベル（鉄アレイのことね）も ものすごい重さのものが置いてあるが．．．．．
その人は 軽々と８０キロくらいでカールやってた．．．．
周りの人達もかなりの重さでフリーウェイトを．．．
今思えば パワーリフティングの人だったようだ。
その頃の私のメニューは
５キロ走って、器具をつかった筋トレ、そしてフリーウェイトだったが、
その人が使ってるときは なるべく端っこのほうで細々と．．．
まあ恐る恐るでした。
膝手術の入院のため しばらく行けなかったが、
退院してから また通いだし、
復活に向けて黙々とやってました。
上半身、下半身 と 日を替えて交互に。
そのため 毎日通ってたんですねえ。
で、やっぱり その方もいましたわ。
毎日通ってるせいもあり、ババッチもいたので しだいに友人もできだし、
その友人を介して 話すようになりました。
「おう、 おまえ なんていう名前やねん？」
「はい、○○っていいます」
「おう そうかあ 俺は ボブって言うねん」
「．．．． ボブ．．さん ですか？」
「おう そうや」
まあ なんや 明らかに会社勤めしてるとも思えないし、
威圧感たっぷりなんで敢えて聞き返すことも ままならず。
まあ せいぜい ボブ なのか BoB のどっちかなあ って感じです。
それからの半年くらいは BoBさんとのマッスル道場だった。 エグザスに着いて BoBさんがいると
「おう ○○ やるぞー！」
「あ、はい 今日もよろしくお願いします！」
完全、後輩キャラになってましたし、 緊張感たっぷりの筋トレでした。
BoBさんと一緒のときは 主にパワー系筋トレでした。
バーベルも １００キロくらいしか上げれなかったのが、１２０キロ、
スクワットも．．．忘れましたが、異常な重さだったと記憶してます。
サプリメントやプロテインのことも教えていただき、
まさに 体育会 筋トレ部でしたね。
その頃はほんの数日筋トレしてなかっただけでも危機感を覚えたくらい、
筋トレハイになってたかなあ。
まっすぐに走るだけなら とても速くなったし、
脂肪に対して 相対的に筋肉量が増えたので 体脂肪率も１ケタでした。
あの頃が 私の筋肉ピークだったんでしょうねえ、
もちろん もうムリやけど。
半年程経過したときに、BoBさんは 実家の焼き肉屋のリニューアルオープンやらなんやらでエグザスに来れなくなってしまいました。
その焼き肉屋にも何回か仲間達と食べに行ったもんです。
数日前、 仕事で 近く通ったとき、繁盛してそうでした。
ちなみに このお店。
（HPのユーチューブ動画は確か．．．弟さんだったと思う。 あんな優しそうじゃないもんな）
行ったときは 安くしてくれたなあ。
結婚して引越したので、ジムが遠くなって退会したけど．．．．．
あのBoBさんとの筋トレは忘れられないもんです。
なんせ毎日でしたしね。
緊張感たっぷりで、声を荒げてバーベルやダンベルを持ち上げた筋トレ。
緊張感なかったり、油断してたり 調子に乗ってると、
BoBさんがどこからともなく現れてきて 叱咤激励してくれそうな感じがする今日この頃です。
そんなBoBさんからのコメント．．．． あったらおもしろいだろうなあ。
あったら．．．． 調子乗らすにがんばれよ！ ってことだろうなあ。 |