ついついPART2をアップしてしまいました・・・。(・∀・)


たぶんすぐに消すと思います(恥ずかしいもん)。(〃∇〃)


注意事項は以下の通りです。


・当たり前のことですが、フィクションです。PART1を読まないと意味がわからないと思います。

http://ameblo.jp/misaki9674/entry-12011067078.html (PART1)


・バカバカしいことをかなり承知の上で書きました。

・琴子はこんなおかしなパンチ(?)は打ちませんし、そもそも普通の女の子です。

・クレームなど一切受け付けません。ヽ(゚◇゚ )ノ


それでは、どうぞ!(・ω・)/


伊藤かりん・新内眞衣の2人が食堂で和気藹々(わいあいあい)とおしゃべりしている。時刻はまもなく午後の3時・・・




新内 :ねぇ、かりん、お腹すかない?


かりん:すいた、すいた。


新内 :冷蔵庫に何かあったかな・・・


冷蔵庫を見に行く新内。冷蔵庫の中には琴子が大切にとっておいたイチゴショートケーキが1つある。


新内 :コレ、食べちゃおう!


かりん:まぁ、琴子ならもう忘れちゃってるかぁ~


新内 :そういうこと、そういうこと!琴子、いただきま~す!


かりん:ちゃんと半分ずつにしてよ!


新内 :ん?ねぇ、今、「せーのっ・・・」て掛け声が聞こえなかった・・・


かりん:げげげっ!まいちゅん、伏せて!


わけがわからず腰を低くする新内。その次の瞬間、オレンジ色の巨大な「火の玉」が轟音とともに飛んでくる・・・


BAKOOOOOOOOOOOOOOOM!


かりん・新内:ひぇーーーーーーーーーーーーーっ!


佐々木琴子、登場!




琴子 :かりんちゃん・・・まいちゅん・・・(怒)。


新内 :琴子、シャレになってないって(涙)。当たったらどうすんのぉ~。


琴子 :大丈夫。出力をしぼって(小さくして)撃ったから、当たっても痛くはないよ。それよりも今、2人して私のショートケーキを食べようとしてたでしょう・・・


かりん:目の錯覚だって!そんなことするわけないじゃん。ねぇ、まいちゅん。


新内 :そうそう、ちょっと確認しただけだって。


琴子 :ふぅーん。あ、そうそう、生駒さんが一緒にどこかに遊びに行かないかって。よかったら、かりんちゃん、まいちゅんも一緒に行かない?最近、物騒(ぶっそう)だし、この前みたいなこともあったしね・・・


かりん:そうだね。まぁ、琴子が一緒なら心配ないと思うけど・・・


琴子 :そんなことないよ!みんながいると心強いし・・・


新内 :ちょうどお腹すいたし、みんな一緒に何か食べに行こうよ!


そこに生駒里奈が登場!




生駒 :みんな、もう出掛けられる?美味しいパンケーキのお店を知ってるんだ。近くだから一緒に行こう!


お腹を空かした4人はそのまますぐに外へ。年が違う4人だが会話が弾む。すると、4人が歩く道の先に2m近くはある大男が3人、こちらに向かって歩いてくる。


新内 :あの大男たち、知ってる。このへんでは有名な不良グループの主力メンバーだわ。


かりん:え?でも確かその不良グループなら最近、解散したはずじゃない?この前、琴子の握手会レーンで見かけたけど・・・


新内 :ううん。このへんの不良グループは2つあったんだけど、1つが解散して、今、残ったもう1つのグループが幅を利かせているみたい・・・。


不安になる4人。3人の大男が話ながらまさに近づいてくる・・・。20mくらいの距離でお互い立ち止まり、にらみ合う両者・・・


不良①:こいつらだな・・・例のやつらを解散に追い込んだ「謎のアイドルグループ」っていうのは。


不良②:ああ。怪しげな「火の玉使い」がいるらしい。


不良③:「火の玉」?そんな手品みたいなことができるのか。


生駒が1歩前に出て、不良①に語りかける・・・


生駒 :そこ通りたいんだけど、通してくれる?


不良①:うるせぇー!


ドーーーーーン


不良①に右手で払いのけられ倒れこむ生駒・・・


かりん:生駒さん!


新内 :止めなさいよ。女の子相手にこんなことして。恥ずかしくないの?


不良②:恥ずかしい?バーカ。お前らなんか目じゃねーんだよ。


新内の足を不良②が払うと、意表を突かれたのかバランスを崩し転んでしまう新内。


新内 :キャッ・・・


かりん:まいちゅん!


琴子 :許せない・・・


右腕をぐるぐる回す琴子。琴子の体が「オレンジ色の炎」に包まれる・・・。そしてその次の瞬間、琴子の右腕から「巨大な火の玉」が放たれる・・・


BAKOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOM!


「巨大な火の玉」は、大男3人をかすめて後方の壁に激突。見たことのないような大穴を空ける。


不良①:な・・・なるほど・・・な。


不良②:これが「ギャラクティカ・マグナム」か・・・。


不良③:こんなのが当たったら、えらいことだな・・・


琴子 :次は外さないから・・・


ゆっくりと右腕を回す琴子。狙いをしっかりと定めて2発目を狙う・・・。その次の瞬間、不良③が新内を捕まえ、羽交い絞めにし自分の盾(たて)代わりに使おうとする。


不良③:ふふふ。ほら、どうする?このまま例のやつを撃ったら大切な仲間に当たるぞ!仲間は大事なんだろ・・・、ほら。


かりん:ひきょうもの!そうまでして勝ちたいの?


不良①:ひきょうもラッキョウもあるか!さぁ、降参してもらおうか。まずは土下座だな。


不良②:それはいい!アイドルの土下座か。見物だわwww。


琴子は少しも動じることなくゆっくり右腕を回し続ける。新内もまったく動揺する素振りをみせない。


生駒 :まさか・・・。琴子、止めて!撃たないで!土下座でもなんでもするから、止めて!


かりん:なるほどね・・・。生駒さん、2人に任せておけば大丈夫ですよ!


生駒 :かりんちゃん、本当に大丈夫なの?本当に・・・


不良③:おい、ウソだろ。こいつに当たるぞ!本当にいいのか?


途端(とたん)にビビり始める不良③。不良①②も動揺している・・・


不良①:どうせ、ハッタリだろ。ハッタリに決まってる・・・


新内 :琴子、ちゃんと狙いなさいよ。外したら承知しないから。


琴子 :私が外すわけないでしょ。ふふふ・・・


まったく動じず、目を瞑(つむ)る新内。琴子が振りかぶると再びオレンジ色の「火の玉」が今度は新内を襲う。


BAKOOOOOOOOOOOOOOOOM!


「火の玉」は狙い通りに新内の腹に命中。腹を抱えて苦しそうにその場でうずくまる新内・・・。


不良③:本当に撃ちやがった!こいつら頭がおかしいんじゃないか・・・


その次の瞬間、うずくまっていたはずの新内の華麗な「後ろまわし蹴り」が不良③のみぞおちにヒット!


ズドン!


不良③:な、なに!ぐはっーーーーーーーーーー


腹を抱えながら苦しむ不良③。呆然(ぼうぜん)と立ち尽くす不良①②。


生駒 :かりんちゃん、え、なに?どういうこと?


かりん:琴子は出力を抑えて撃ったんです。だからまいちゅんにダメージは一切ないはず!


新内 :よし、今だ!琴子。いけっ!


琴子 :うん。今度こそ本物の・・・


琴子が大きく振りかぶると、これまでで最大の大きさの「火の玉」が琴子の右腕から発せられる。


琴子 :ギャラクティカ・マグナム!


BAKOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOM!


不良①②:ぐわぁあああああーーーーーーーーーーーーー


ドーーーーーーーーーーン!


巨大な火の玉が不良①②にピンポイントで命中!壁にたたきつけられる。


新内 :イェーイ!やったね、琴子。


琴子 :名演技だったよ、まいちゅん。


ハイタッチを交わす2人。呆気(あっけ)にとられる不良たち。


生駒 :それにしても打ち合わせもなく、よくもまぁ、こんな芸当ができたなぁ・・・


かりん:まぁ、打ち合わせはなかったんだけど・・・ちょっと色々ありまして・・・。


思わず苦笑いする「かりん」。生駒が新内を見て何かを発見する。


生駒 :ん?まいちゅん、ポケットから何か出てるよ?


ポケットからはみ出ていたのは「どら焼き」だった。


生駒 :それ、さっき琴子が探してた「どら焼き」じゃないかなぁ・・・。


突然慌てだす新内・・・


新内 :あれ?何でだろ。え、え、え。わからない。いつの間に入っちゃったのかな。あは。


その次の瞬間、琴子の体が「青白い炎」で包まれる・・・


新内 :琴子、イヤだな、冗談ばっかり・・・て、もしかして、かりんちゃん、コレ、ちょっとまずいやつ?


かりん:たぶん、「ファントム」だと思う。しかもフルチャージぽい。まいちゅん、頑張って!


新内 :頑張れって他人事みたいに・・・。かりんちゃんだって「一緒に食べよう!」て言ってたじゃない!


その「ひとこと」を聞いた琴子の体がさらに青白く光る・・・。新内が「かりん」のほうに近づき体を寄せる。


かりん:まいちゅん、余計なことを・・・(涙)。まいちゅん、こっちに来ないでってばぁ。


琴子 :よし!かりん、まいちゅん、覚悟


新内・かりん:琴子、お願い!許してぇ~!


生駒 :許さなくていいから。やっちゃってwww。