ねぇもう3話終わっちゃったよ!
あと7話しかないんだけど!

早い~!!
早く続きを観たいけど終わっちゃうのやだよー!
 
。:˚‧º·( >_< )‧º·˚ :。
 
 
 
※原作を読んでいないし今後の予想もしていないのでネタバレのつもりはないのですが、少しのヒントも欲しくない!という方は回れ右~でお願いします。
※3話放送前に投稿しようと思ってたのに間に合いませんでした…。なので2話終了時の感想です
 
 
 
つづきです。
 

1、2話を観て、清家さんは全体的に人たらしだな~!!と思うんだけど、それを一番感じるのは春吉で道上とサシ飲みするシーンです。


 

でも原作にはないシーンだとか?

個人的には清家さんの人間性がけっこう出てる重要なシーンだと思うので、もしかしたら原作の清家さんとは少しキャラがちがうのかもしれません。

 

 

とにかく、ここは道上を清家ワールドに引きずり込む人心掌握テクニックがてんこもりの重要シーンなのです!



実はワタクシ一時期あるサービス業で働いていたのですが、一年目で社内報に載り2年目で渋谷本店の店長を任されたそこそこ営業かじった人なんです。


もうこのシーン見た時、清家さんの営業スキル高っっ!!!と驚きました(そこ?)


 それくらい彼は営業部に今すぐスカウトしたいくらいの逸材なんです。

 


 

さて。1話後半の山場。

鈴木を疑う道上に本人から直電が入ります。

 

鈴木以外の秘書もいるはずなのに、今をときめく厚生労働大臣からの直接の電話!!

 びっくり!!

 

呼ばれたお店に着くと、大臣自ら笑顔でお出迎え。

まじか!!!

 

立場が上(?)なんだから奥座敷でふんぞり返っててもいいくらいなのに、いち記者相手でもリスペクトの態度を示す。

これされたらビビるし恐縮しちゃいます。

 

「(鈴木には)話してません。話しても止められるの、目に見えてるんで。どうぞ。」

 

秘密で来たよ、と安心?させる。

そしてエスコートが紳士すぎる。


この人ほんとに厚生労働大臣か!?と思わせる腰の低さ!

 

 

「あのー、先生」

「あ、名前だけでいいですよ。先生ってなんか偉そうですし…、いまだに慣れなくて」

 

敬称でなく名前で呼ばせるのずるくない!?

呼び名で親密度は変わりますからね。

 

演出したいのは、仕事ではなくプライベートで会ってますよ感。

個人的に会いたくて会ってるんですよ感。

 


直電、お出迎え、鈴木に内緒、エスコート、名前で呼ばせる…

ここまでで全面的に「あなたと仲良くしたいです」をアピールしているわけです。

 

この時点で普通の感覚の持ち主なら「え、もしかして私口説かれてる??」と勘違いします。

仕方ない。

 

 

しかし道上は記者。父の死の真相を知る絶好のチャンス、切り込みます。


「清家さんにとって鈴木秘書官とはどういった存在ですか」

「無くてはならない存在ですよ。」ニコ

「そうですか。非常に有能な方だと思うんですけど」

うん(頷き)

 

はい可愛い。


人の悪口は言わない。

マイナスな単語を発しない。


敵を作らない鉄則ルール。


「有能すぎてかえってやりずらかったりなんてことは…」

「あ、それはないですよ。高校時代からの親友ですし」

 

思ったような回答が得られず、ちょっとがっかりする道上。まぁそんな簡単に手の内は見せないよね。


「あの鈴木をあそこまで追い詰めたのは僕が知ってる限りあなたが初めてです。

それで、ぜひ道上さんと話がしたいと思ったんです」

 

はい、ここ。重要です。


鈴木に敵意を持っている道上。当然、清家も鈴木の仲間だと思っているはず。

清家がどんなに友好の意志を示してもそれをあっさり信じるほどお人好しではないです。今回の食事だって何か裏があるんじゃないか、そう考えるのは当然のことです。


そこで、「道上さんと会ってみたかった理由」を早めにお伝えするんですね。

道上としては半信半疑でしょうが、一応の回答をもらったので「敵ではないかもしれない。少し様子見するか」という結論になるわけです。


この一言がないと、どうしても食事中ずっと疑われっぱなしになりますから。



「道上さんはどうして記者になったんですか。お父様の影響ですか」

 

そして間髪入れずに逆質問。

これは、あなたに興味ありますと見せかけて道上の性格を探っているんですね。


どんな思考パターンで、何に興味があるのか。

彼女の優先順位はどうなのか。


データ収集するわけです。



「昔から何か気になると自分が納得するまで調べないといられないたちで」

「なんか怖いな」

 

自分の性格にツッコミを入れられ、ここで初めて道上が笑います。


相手を愛想笑いではなく、ちゃんと笑わせることができると、主導権握った感じしますね。

この商談はうまくいく。


 

「あと…(回想)報道の力を信じたいんです」

 

うんうん。

頷きながらニコ。


聞き上手に徹する清家さん。モテ男かよ!

もう完全に道上は清家さんの術中です。

 


スマホが鳴る。息子からのLINE。


「出てください。逆に…気になるじゃないですか」

「…失礼します」

 

道上にとって息子の存在がどのランクに相当するのか、その表情で探ります。

いざという時の切り札は多い方がいい。



「嬉しそうですね」

「息子からなんです」

「あ…、じゃあ、あんまり遅くまでつきあわせちゃ悪いかな…」

 


ストーーーップ!!


ここ!!

ここ!!


ちょ…!!ずるすぎない!?


ほとんどの女子はここで完落ちします。


もう少し遅くまで付き合ってほしいな…

でもあなたの負担にはなりたくない…


という情報を押し付けがましくなく伝えるわけです。


え?この後なんかあるの?いや、そんなわけないか。


と思わせるところまで自動的にワンセットなのです!




道上、まんまと「そんなことないですよ」の顔。

 

沈黙のなかお酒を飲む清家と俯く道上。


 

 って……


付き合いたてのカップルかーーい!!!!



もうね、清家さんは政治家辞めてもホストでも営業マンでも何でもやっていけると思うよ。マジで。


なんなら結婚詐欺なんてやったら思うがままだよ。絶対。



ここが美櫻的絶叫シーンですね。


キュンキュンが止まりません……道上が羨ましすぎる……!!!!




数分後?

 

 

 

料理が運ばれてきて、道上にお酌をする清家。


って、きゃーーー!!!

スーツを脱いで腕まくりしているんだけど!!!

 

暑がりな櫻井翔スタイルがツボすぎます!!!

ありがとう!!!泣



てゆーか道上が羨ましすぎる!!!

 

全然いい母親じゃなかったと自虐する道上のプライベートな話を静かに聞く清家大臣。 



もう完全に主導権は清家さんですね。


より喋らせた方が相手の満足度は高くなる傾向にあります。


適度に相槌を打ちながら聞き役に徹する。

相手に居心地いいと思わせる常套手段。

さすがです大臣。


 

「また一緒に暮らせるといいですね」

「子供を育てるって大変なことですよね…」

 

共感することにより、「この人は味方だ」と思わせる効果があります。




そして話題は児童養護施設で親と暮らせない子供たちの話から親族里親の話題へ。

 

「その理想が大事なんですよ。道上さんだからこその素晴らしい意見だと思います」

「母親としては失格なんですけど(照)」


厚生労働大臣に褒められたら、そりゃ嬉しいですよね。



自分の幼少時代の話をする清家。

母はホステス、父は政治家だったので母ひとりで育ててくれたけど、十分幸せだったと。

 

「親子は一緒に過ごすことだけが全てじゃないですから。息子さんもきっとあなたのこと、応援しているはずです」ニコ



道上が1番欲しい慰めの言葉。

清家大臣の完全勝利です。


なんなら私はこの言葉だってどこまで本気か怪しいもんだと思っています。


父親と過ごせなかった子供時代。寂しかったに決まってるし。

父や母を恨む気持ちがあってもおかしくないような。

 


それを見届けて席を外す佐々木。

これも計画通りということなのか、それとも本当に清家からのSOSなのか…



 

帰り、運転手を立ち止まらせて道上に向き合う清家。

 

振り返ってから静かに近づく。

 

「道上さん…」

 

距離近っ!!!


思わず後ずさる道上。

びっくりするよね。

 

てゆーか、ちゅーするのかと思った…


「これからも…僕を見ていてくださいね」

 

悲しそうにニコ…


意味深なセリフですね。

意味深なセリフを効果的に使っています。


 

どう見ても丸とか誰が見ても三角よりも

これ丸なの?三角なの?なんなの???

っていうよく分からないものの方が興味を引き付けます。


このセリフの真意はまだ分かりませんが、これによって清家は、自分と会っていない時間でも道上に自分のことを考えさせることに成功したわけです。



という、お誘いの直電からラストの意味深発言まで全て清家大臣の手のひらの上で転がされたかのように見えるシーンでした。



 実際にそれがどれくらい効果があったかというと、清家に会っていない時の呼び名が「清家」から「清家さん」になほど。


完全に取材対象から友人に心の距離感がぐっと近づきました。



その後、清家本人から直接の密着取材許可が上層部に届き、ナチズムの論文が届く。


道上は清家にとって「合格」したということでしょうか。



さらに定例会見では親族里親制度の拡充について言及。



さも自分の意見のように述べてますけど、これ丸パクリやん!!!

道上さんだからこその素晴らしい意見って言ってたやん!!お前の意見にしちゃってるやん!!



ここで、ちょっと!人の意見丸パクリとかありえない!!ってなるパターンもあるかもだけど、道上はあまり気にしていないようですね。

 

 記事を書いたこともあるけど反響が少なくて、情報が広がらないと嘆いていたので、これはお互いにとってwin-winなのかも。


いや、でもその場で「親族里親に関しては何ができるか、僕も考えてみますね」とか一言くらいあればだいぶスムーズだったのでは?

清家さんならできたでしょ?



他人の意見を吸収して自分の意見のように吐き出すことを息を吸うように当たり前にしているところが、違和感あって怖い。

 




さて、この春吉でのシーン。

著者インタビューの時もそうですが、鈴木の台本はないんですね。


普段は鈴木が用意してくれた台本を忠実に実行している清家ですが、このように臨機応変に対応することもできるのです。

 

相手に合わせて、場面に合わせて、相手の欲しい答えとその言葉の与える心象で最も自分に都合のいい最適解を瞬時に探し出し、表情や身振り手振りで伝える。

これは中々できることではありません。

 

 

恋愛に活用すればどんな人も落とせるし、サービス業なら成績トップ間違いなしのスキル。

 

これほどのテクニックがあるなら、もしセールスマンだったら営業成績は絶対トップだし、狙った女子は必ず沼らせることができるでしょう。

なんならホストに転身してもNO.1になれるタイプ。


 


スピーチスキルとトークスキルは全くの別物。

 

スピーチに必要な能力は、大勢の前で上がらない、堂々とした立ち居振る舞い、明瞭に喋る、間のとり方、それらを分かりやすく表現する身振り手振り。


 

逆に、トークに必要な能力は瞬発力。

相手の言葉だけでなく、視線や口調から伝えたいことを正確に汲み取り、適した言葉を返す。

返した言葉により相手が喜んだり驚いたり笑ったりするわけです。

 

 

商品販売する時なんかは相手の話をよく聞き共感することで懐に入り込み、相手が何を望んでいるのかをさりげなく探って、琴線をつく説明でさりげなく商品を紹介し、買いたい!と言わせる。

 

相手のリアクションに対応しつつ、自分の望む方向へ導いていく。

これが接客の王道パターンだと思う。

 

 

今回の道上との食事では「鈴木を追い詰めた道上さんと話をしてみたかったから」という名目にはなっていますが、他の意図があるよなー、と思うほど完璧なトーク展開だったと思います。

 

壇上での演説は鈴木の台本通りかもしれないけど、トークであれほど喋れるなら、普段でも鈴木の台本なくてもいけるんじゃ?と思ってしまうほど。


 


やーーーっと発表ありました!!ほっ。

メインキャスター就任おめでとう♡♡

安定感。