06☆(`・З・´)転生したら松本潤だった件。





その後の作戦会議はほぼ雑談のようになった。


いつ元の状態に戻るか分からないのと、お互いをフォローし合うために、できるだけ三人一緒に行動しようということだけは決まった。


松潤が高そうなコーヒーをいれてくれたので三人でそれを飲む。



(`・З・´)「あ、そうだ。松潤に謝らなきゃいけないことがあるんだけど」

∑ノノ`∀´ル「え、なに?」

(`・З・´)「俺さ、心の中で水なんてどれも同じだろって思ってたんだけどさ、味が違うんだね!」

ノノ`∀´ル「え…?うん」

(`・З・´)「松潤の体になったからなのか、味の違いが分かるようになったんだよ!」

( ’ ◇’)「それまで分からなかったの?」

(`・З・´)「さすがに水道水は不味いとかは分かるよ?でもさ、このウォーターサーバー、前に飲ませてもらった時はピンとこなかったけど、今朝飲んだらめちゃくちゃ美味かったの!」

( ’ ◇’)「そんな違う?」

(`・З・´)「違う!全然違う!」

ノノ`∀´ル「いや、嬉しいよ。分かってくれた?このお水、美味しいんだよ。〇〇っていう製法でミネラルが……(長いので中略)……で、体にいいの!」

(`・З・´)「うん、分かるよ!なんていうか、体が変わると見える景色も変わるんだよな」

( ’ ◇’)「へぇー」

ノノ`∀´ル「あぁ~それ分かる!俺も、相葉くんってすごいいい生活してるなーって思ったもん」

( ’ ◇’)「ほんと?」

ノノ`∀´ル「朝スッキリ目覚められたの気持ち良かったよ!それに炊きたてのご飯とか新鮮なお野菜とか、体にいいことしてるのすごい良いよね」

( ’ ◇’)「あ、食べてくれた?」

ノノ`∀´ル「うん。だって俺、相葉くんだから」

( ’ ◇’)「美味しかったでしょ?あれね、マナブで色々頂くの」

ノノ`∀´ル「すっごい美味しかったよ!そういう自然を感じながら生活するの、憧れるよ」

(`・З・´)「俺にはスムージー飲ませておいて…」
↑小声

ノノ`∀´ル「それに相葉くんスタイルいいから何着ても似合うね。オシャレも楽しくなるよ」

( ’ ◇’)「えへへ///でも潤ちゃんのその着こなし新鮮だよね。すごく良いよ」

ノノ`∀´ル「ありがとう」

(`・З・´)「……」



なんか二人で楽しそうに褒め合い始めた。

つーか俺だって褒めて欲しいっ!



(`・З・´)「ねぇ俺は?俺は?相葉くん、俺になってみて何か発見あった?」

( ’ ◇’)「発見…?」

(`・З・´)「違う人間になるとさ、色々発見あるでしょ?海外旅行して初めて日本の良さに気づく的な」

( ’ ◇’)「あ、あったよ!」

(`・З・´)「えっなになに?」

( ’ ◇’)「リュックがずり落ちる!」

(`・З・´)「ぅおおーーいっ!!」

( ’ ◇’)「なで肩って、リュック背負うの大変なんだね~。すぐ落ちてくるの」

ノノ`∀´ル「そんなに?」

( ’ ◇’)「そんなに!!潤ちゃんも今度しょーちゃんになってみなよ。歩く度にリュック落ちるから」

(`・З・´)「そこかよ!!」

ノノ`∀´ル「まあまあ、翔くんの良さはこれからなんじゃない?zeroやったらきっと分かるよ!」

( ’ ◇’)「そうだよね!だって俺、絶対zeroできないもん!(えっへん)」

(`・З・´)「それはそれで困る」



俺の良さを発見して欲しいような、
zeroの本番はうまくこなしてほしいような…

複雑だ!!



ノノ`∀´ル「じゃあさ、zeroまでまだ時間あるし、特にすることないから寝よっか」

(`・З・´)「は!?」

ノノ`∀´ル「三人同時に寝て起きたらもしかしたら戻ってるかもしれないじゃん」

( ’ ◇’)「なるほど」

(`・З・´)「松潤って天才だな…」

( ’ ◇’)「みんなでお昼寝しちゃう?」

(`・З・´)「昼寝なんて幼稚園の時以来だわ」

ノノ`∀´ル「翔くん寝られる?」

(`・З・´)「分からない。寝られないかも」

( ’ ◇’)「俺もワクワクして寝られないよ~」

ノノ`∀´ル「相葉くんは違う意味で寝られないんだね」

( ’ ◇’)「だって三人でお昼寝なんてめっちゃ楽しそうじゃん!」

(`・З・´)「移動中の車とか飛行機はよく寝られるんだけどね」

( ’ ◇’)「分かる~!」

ノノ`∀´ル「あの揺れが気持ちいいんだよね」

(`・З・´)「でもお昼寝作戦、してみようか!」



そんな時、スマホが鳴った。



ノノ`∀´ル「あれ?相葉くんのスマホだ。マネージャーだって」

( ’ ◇’)「え?」

ノノ`∀´ル「出るよ?もしもし」

( ’ ◇’)「マネージャー?何だろう」

ノノ`∀´ル「はい、……え??」

( ’ ◇’)「何の用だって?」

ノノ`∀´ル「ロケ?え、今から?」

∑( ’ ◇’;)「あっ!!」



相葉くんが何かを思い出したらしく
ヤバっ、という顔をした。



ノノ`∀´ル「はぁっ!?うそだろ!?無理無理!!」

( ’ ◇’)「ごめん、忘れてた!」



相葉くんは両手を合わせて電話中の松潤にサイレントで謝っている。



(`・З・´)「どうしたの?」

( ’ ◇’)「急遽ロケが入ったの、すっかり忘れてた!」

ノノ`∀´ル「カンガルーと対決なんて絶対無理だよ~~!!!」