わたしの身を置いた環境

 

『置かれた場所で咲きなさい』

という本を目にした時がありました。

 

その当時はちょうど、

自分の将来や恋愛に対して

モヤモヤしている真っ只中でした。

 

 

そのタイトルに、独り

心の中で突っ込みを入れていました。

 

“咲けるように努力しなさい

ってことよね、きっと。

でも、もう置かれた場所で

大体のことが決まっちゃうじゃない?

私の生まれ育った環境、

その中で培われた心の癖がある。

どれだけ頑張らなきゃいけないの?

上手くいくなら私だってそうしたいよ。

でも、こんな私には無理だ。“

 

そう思ったことを覚えています。

 

 

あなたはいかがでしょうか?

ご自身の置かれた環境に対して

満足できなかったり、

どうにもならないと

諦めたりしたことはおありですか?

 

 

私は、そのような不満を抱きつつ、

“幸せとは何か?”という問いの答え

を探すようになりました。

 

 


私は、

サラリーマンの父と専業主婦の母の下、

愛ある温かい家庭で育ちました。

休みにはキャンプに連れて行ってくれたり、

一日中公園で遊ぶのにも付き合ってくれました。

 


その一方、お金が絡むと

厳しい事が多くありました。

「うちは貧乏だから」と聞かされ続け、

習い事をしたいと言っても

させてもらえなかったり、

住んでいた家にはアリが上がってきたり

夜になると屋根裏で

ねずみが運動会をしていました😶😶

 

最終的には、

一軒家を買う事を目標にしていたようで

小学生に上がってしばらくした頃には

母が喜ぶ、キレイな一軒家へ移ったので

計画性のある、

倹約家だったという結論を出しています(笑)。

 

 

 

そんな温かい家族ですが、

どうにも父が苦手でした。

いわゆる亭主関白という感じで、

確かに愛はあるけれど

経済力を担っている父に反論はできず、

“父が正解を持っている”

という空気感があって・・・。

出来る限り父に怒鳴られる要因を

つくらないように

行動を選択するように染みついていきました。

 


今でこそ、

“父は、人に伝える事が

不得手なのかもしれない”と

考えられるようになってきていますが、

学生の私にとっては、

苦しいことも多かったです。

”方言のせいだ”とか、

”想いが強いからそうなるのよ”

という母のフォローはありましたが、

強い言葉で怒鳴るような話し方をされることが

私は苦手なのです。

 

 

そんな親の下で育った、私。

幼少期から、

理由がわからないまま

父に強い口調で怒られ

(父は、何がいけないのか説明を

省略してしまう傾向にあるのだ

と今は思いますが)

父の顔色をうかがって

物事の判断をするようになっていました。

 



大学進学の希望を申し出た時には、

「大したこともできんのやから、

さっさと就職しときな」

というようなことも言われたと思います。

全て愛がある故のこと

と理解はしています。

ただ、私は

私の未来の飛躍する姿を

信じてほしいという気持ちがあったな

と思います。

 

 

ーここで私の過去のお話を。

 

小学生、いじめの対象。

当時流行った服を着て登校した時には、

「何であんたがそんな服着てるの?」

なんて言われていました。

 

 

中学生の時もまた、途中からはいじめの対象。

自分の心にまっすぐに行動した結果、

(予想通りに)いじめられたのですけどね。

 

地味で冴えない私が、

先輩後輩関係なくモテる彼の彼女になり、

漫画通りのいじめを受けました。

今では笑い話ですがシビアでした、本当に。

 

いじめを受けている事を親には絶対に言えないので、

もちろん学校はさぼらない。

そのため、私はそのいじめを真っ向から全部受けました。

 

悪口くらいならすっごく可愛い(笑)。

靴がない・上履きの中には画鋲と、「さっさと別れろ」と

聞き手とは反対の手で書かれたであろう手紙・

上級生から呼び出され「なんであんたが彼女なの?」と質問攻撃・

クラスメイトの女子全員から、苦手なドッチボールの授業で

私だけをコートに残され、

ボールをキャッチできない私に向かって全員から投げられまくる・

先生は見て見ぬふり・

後輩にも呼び出され、

「別れてますよね?私告白しますね。付き合いますから。」

という宣戦布告を受ける・・・。

他にも色々あったかな😶‍🌫️

 

 

ドラマ『花より男子』をご存じでしょうか?

お年の近い方だと、ピンとくるかもしれませんね!

中学生の当時、放送されていたドラマで

マンガが原作の学園恋愛もの?にあたるのかな

と思います。

 

主人公のつくしは、貧乏な家庭環境。

それでも勉強に励み

お金持ちが沢山通う学園に進学します。

ところが、通い始めると

壮大ないじめが始まるのです。

いじめられても、

貧乏という要因を

否定的に受け入れることはせず、

自分の家族を責めることも彼女はしません。

涙を流しながらも必死にくらいつき、堂々と登校する。

そして最終的には、学園で崇められる存在である

イケメン・お坊ちゃまの彼と結ばれるストーリー。

 

私は、

その主人公:牧野つくし=“私”

だと思って乗り切っていました(笑)。

 

 

つらい記憶って、女性は勝手に消えていくそうで

(看護師の友人が、出産の痛みを忘れられるように

女性の脳はそうなっていると教えてくれました)

衝撃的だったことしか覚えていませんが、

良くも悪くも濃い学生時代でした。

 

高校時代は、極端ですがお伝えすることがないほどに

”地味子”を貫きました。思い出がほぼないのです。

 

・校則で禁止されているメイクはしない。

・スカートは内申点が欲しい&彼が嫌がるから短くしない。

・入学当初は検討していた運動部のマネージャーも

選択肢からすぐに外した。

 

すべては、惚れてしまった大好きな彼の希望に沿うため。

 

 

 

メガネ×調理部×男の子とは一定の距離をとる

という極端すぎる”Theダサ子”で過ごしました。

もちろん、彼とのデートだけは例外!!

 

なので、思い出らしいものは特になし🤣

 

そうして過ごし、大学進学を決定。

 

 

 

その後に待っていた未来とは・・・

 

 

《わたしの第2章》に続きます。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました♡