みなさんこんにちは
最近は気温がだいぶ上がってきて日中は暖かい日が続いているので嬉しいですね
でも、朝晩はまだ少し肌寒いので体調崩さないようにしましょう~。
と言いながらわたしは風邪気味です…
悪化しないように気をつけます
さて、先日の三宅島プロジェクトのブログでも、会社の所属アスリートは専門競技の指導をするだけでなく他の競技プログラムのマネジメントや構成の考案、そして評価が業務として義務化されていると書きましたが…
バドミントンプロジェクトの他にも、ラート世界チャンピオンの高橋靖彦選手の演技に関して、アドバイザーとして練習を見させてもらっています。
高橋選手はラートの現役選手
しかも現役の世界チャンピオンです
来月アメリカで行われる世界選手権にて前人未到の3連覇に挑戦します
(高橋靖彦official HP)
大会前やパフォーマンス前の精神的コントロールの難しい中で、わたしだったらどうアプローチをしてほしいかなど…
自分自身に置き換えて適度な距離感と的確なアドバイスができるよう、意識して練習に参加させていただきました。
会社の方針として、他の競技プログラムのマネジメントや構成の考案、そして評価が業務化されていると伝えましたが、
わたしは、会社の中に限らず同じような立場であるアスリート同士が、競技や種目の垣根を飛び越えてスポーツマンとして自分が取り組んできたことや、心構えなどが何かに活かせたり、お互いに良い刺激を与えることができたらいいなと思っています。
世界チャンピオンにわたしがアドバイスすることは少し恐縮ではありましたが
高橋選手の演技を見て、同じ表現者として感じたことなど、じっくり話し合いながわたしの持っているを全てぶつけさせてもらいました。笑
自分の身体で表現すること…
観ている人に感動してもらうパフォーマンスとは…
きっと、これに正解はないからこそ、これがどうゆう事なのか勉強し追求し続けていくものなんだろうなぁと感じています。
永遠の課題ですね。
さて、
本題に戻ります。
ラートも新体操も、音楽に合わせて技を披露するというところは共通しています。
単に表現をするだけではなく、その中でいかに技を正確に実施できるのか
自分のパフォーマンスが点数で評価されて順位がついて…
大きな意味でダンスやパフォーマンスと競技の一番の違いはここにあるのではないかと感じています。
わたしも現役の頃は、
いかに技を正確に実施して、なおかつ繊細に美しく表現し観客を魅了させる演技ができるか…
ということを常に課題として考えていました。
わたしは下手で、なかなか高度な技を完璧にこなすことができなかったので
単発な技の反復練習とその技をどれだけ演技の中でスムーズに踊れるのか。
「もうルールとか関係なく自由に踊りたい!」
発表会はルール関係なく自由に踊れるから楽しかったなぁ…
(なんて思っていたことはここだけの話です。)
でも
ルールがあることで身に付いた技術や感覚はもちろん、競技であることの素晴らしさは引退した今だからこそ改めて実感しています。
わたしの話はまた後日ゆっくり…
今回の高橋くんの演技も、技の単発的な披露にならないように、技と技の繋がりや技と動きの繋がりをいかにスムーズな流れにしていくか…
ラートには、直転、斜転、跳躍といった種目がありますが、今回わたしが見ている種目「直転」はラート自体の動きは単一ということもあり、身体の動かし方、技の実施の仕方でいかに強弱をつけて表現できるかが大事なポイントになると考えています。
しかし
また「ルール」というものがあって…笑
ラート競技では、ラートの中に入って技を実施する以外で踊ったり、動いたりするときは必ずラートに触れていなければいけない。
というルールがあるそうで
自由には動けない中での構成に苦戦しながらも「競技」と「表現」の両面にとって最善と考えられる練習ができたと思っています。
ラート競技はまだまだ見たことない人や知らない人も多いかと思いますが、生で見るととても迫力があります
同じ体操競技として、わたしもラートがもっとたくさんの人に触れてもらえるよう、微力ですがしっかりサポート、アドバイスなどお手伝いができればと思っています。
そして
高橋選手の3連覇をたくさんの人に応援していただけたら嬉しいです
今週の日曜日には、筑波大学で世界選手権の壮行会が行われるみたいなのでお近くの方は是非足を運んでくださいね
第12回世界ラート競技選手権大会試演会及び壮行会
日時:5月22日(日)
時間:12:00受付開始
会場:筑波大学中央体育館1階体操場
13:00~15:00 試演会
駐車場:南駐車場(野球場隣)
15:00~17:00 壮行会
入場無料
第12回世界ラート選手権大会の詳細はコチラ
大会日程:2016年6月19日~26日
開催地:シンシナティ(アメリカ合衆国オハイオ州)