お久しぶりです。
保育グローバルの森みさちです。
カナダ・バンクーバーでは
至る所で桜が満開になり、
春の訪れを感じています。
この桜達、
実は第一次世界大戦後の1930年代、
戦死した日系カナディアンの方々への
追悼の意を込め、
当時の神戸市と横浜市の市長が
500本の桜の苗木を贈ったのが
始まりだそうです。
その後、
友好の証として更に300本もの
桜の木が日本から贈られ、
桜に魅了されたバンクーバーの人々は
桜を植栽し、今に至っているようです。
何故バンクーバーには
桜の木がこんなにあるんだろう
と、約3年前にバンクーバーに来た
私は疑問に思っていましたが、
こんな背景があったんですね。
日本とカナダ・バンクーバー、
こんなに深い繋がりがあるなんて
こっちに来てから知りました。
美しい桜の花たちのお陰で、
春は毎年日本を感じることができて
嬉しく思います。
さて、
前置きが長くなってしまいましたが、
今回は以前視察に行った
アウトドアプリスクールでの
ボランティア一日目の
体験レポートをお届けしたいと思います。
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今日は朝からどんよりした天気。
どうやら午前中は雨の予報。
アウトドアプログラムへの
参加は2園目で、
どちらも冬場で寒かったものの、
雨はまだ体験したことなかった。
「雨の中のアウトドアプログラムは
どんな風に行われているんだろう」
今までずっと興味があったが
遂に今日、
それを体験する機会に恵まれた。
2週間毎に様々な公園を移動する
プリスクールの今回の拠点は
小洒落たカフェや雑貨店が点在する、
バンクーバーの中でも
高級住宅街があるキツラノに
位置する公園、
その名も
Tatlow Parkとその向かいにある
写真は公園から見える景色。
今日はどんより。
階段を降りるとビーチがある。
朝9:15、Volunteer Park内に生えている
ものすごく背の高い杉の木の下で
子どもたちを迎える。
今日は9人の子ども(1名休み)に
保育士2名とボランティアの私。
3〜5歳児は8名に対し、保育士1名
がBC州の保育士配置基準なので、
ここはやはり手厚い。
この時点で天気は雨模様に。
子どもたちも保育士も、フル装備。
ウォータープルーフの
つば付きフードジャケットにパンツ、
そして長靴。
雨で顔が濡れないように
キャップを被り、更にフードを
被っている子も。
もちろん寒さ対策も万全。
中には暖かい服を着込んでいる。
保育士も中にたくさん着込み、
ウォータープルーフのパンツ、
子ども同様雨で顔が濡れないように
前方につばの付いたハット
(つば付き帽子はBrim Hatというそう)、
その上にフードを被る。
そして必要なもの全てを入れた
登山用の大きなバックパックには
ウォータープルーフのカバー。
私はというとちょっと着込んだ上に
長めのレインコートにレインブーツ。
以上。
この前も寒さで凍えていたけれど、
雨のアウトドア、完全にナメてたのを
後で存分に思い知らされることに。
子どもたちが全員集まり、
みんなで円になり、今日も歌を歌う。
自然に対して
リスペクトをしているような歌詞。
心に響く。
そして今日のアクティビティを
やんわりと子どもたちに伝えた後、
向かいにあるTatlow Parkへ。
さっきより雨が少し強く降る中、
大きな木の下に到着。
保育士は登山用バックパックから
大きなシートを取り出し、
地面に敷く。
ここで、
子どもたちが木の枝の山を発見。
子どもたちはもちろんそれに興味津々。
ある子が一本の大きな木の枝を
舗装された道へと引きずり始めた。
それを見た保育士は子どもたちに伝える。
「この木の枝は
arborist(公園などの木々の管理、
剪定をするプロの人たちのこと。)が
切り落とした枝だと思うよ。」
「ここに山積みされているのは、
後でその人たちが片付けるから
じゃないかな。」
「人が通る道に木の枝を
置いてしまったら、みんなが
通れなくなっちゃうね。」
「今までみんなが公園を気持ちよく
使えるように学んでいる
レンジャー(子どもたちのこと)だから、
どうするのが一番いいか分かるよね。」
何故その枝を動かすのが
良くないのか、
子どもが納得するまで
伝え方をアレコレと変えながら
説明する保育士達。
子ども達の遊びは大胆。
服も顔も泥だらけになっても、
構わず元気いっぱい遊ぶ。
同じ場所で何度泥で転んでも
泣くこともなく、
ひたすらぬかるみから脱しようと
チャレンジしている3歳未満の
女の子もいる。
雨はどんどん強くなり、
木の下に敷いてあるシートも、
バックパックもずぶ濡れに。
もちろんウォータープルーフでも
何でもない私のバックパックも
もれなく無残な状態に。
レインコートを着ているとは言え
雨に打たれまくり、
しかも寒くなり、、
そんな時、私の頭に浮かんだ言葉は
帰りたい。泣
まだ始まって
1時間ちょっとだったけれど、
ちょっと本気で思ってしまった。
(保育士失格かも、、泣)
普段生活していて、
こんなに雨に濡れることなんてないし、
普段雨の時は傘を差す。
ここでは手が塞がる傘は使わない。
子どもたちを見ると、
相変わらず元気に遊んでいる。
保育士達も
ちょっと寒いみたいだったけれど、
雨が降っても大丈夫な装備と
寒さ対策をしているし
慣れていることもあり、へっちゃら。
雨の日のアウトドア、
本当にナメてました。
もちろん帰るなんて選択肢は
ないので、
腹をくくり、体を温めるために
無駄にその場で走る。笑
保育士も子ども達も
なんてタフなんだろう
というか、
こういう環境にいると
雨や風、寒さといった自然現象の
全てを受け入れ、
タフになっていくんだろうなー
感心すると共に、
心の底から彼らを尊敬。
そこへ、
今日のゲストがヒョッコリと現れた。
以前軽井沢に5ヶ月程滞在していた
という彼女から、
雨が川や海に流れる仕組みに
ついて学ぶという、
今日の目玉のアクティビティ。
街に降り注いだ雨が、
ろ過されることなく
人が道に捨てたゴミと共に
パイプをつたって川や海へ
流れていく様子
そして
山や地面に降り注いだ雨は
表面の土、そして地中の砂利、
大きな石などをゆっくりと通り、
ろ過された綺麗な水が流れていく様子
を彼女特製のモデルを用い、
実際にジョウロから水を流して
子どもたちに目に見える形で説明する。
しかし、
山に落ちたゴミなどの不要な物が、
川や海に流れないことが
どうやら腑に落ちない子どもたち。
そこで、
いい説明を思い付いた保育士。
落ち葉をゴミに見立て、
じょうろの水で地面(この場合は
彼女が作った装置)に流して、
水だけが流れていく様子を見せる。
子どもたちは落ち葉(=ゴミ)が
地面に残ったのを見てようやく納得。
私たち大人も一安心。
ここでBrim Hat、Arboristに続き、
今日の新しい英単語、
Permiableの意味を子どもたちと一緒に学ぶ。
(土は、スポンジのように水を多く吸収する
という事から。水を吸収しない
コンクリートの道路はImpermiable)
アクティビティの後、
公園内の遊具や水の循環装置に
じょうろでひたすら水をかけたりして
遊びは続く。
滑り台にハマる子どもたちもいた。
この滑り台、ちょっと特殊で
滑り終わりにヒュンっと
ジャンプできるような作りになっている。
上手く着地できる子どもたちもいる中、
思いっきり尻もちをつく子どもも。
保育士はその子の様子を見て
わぉ!
まるでフライングカーペットだね!
と大げさに驚いて見せる。
私も子どもの時に
こんな面白い滑り台があったら
迷わず飛び付くだろうなーなんて思う。
こちらはブログの初めにも載せた、
見事に泥だらけになった
子どもたち。
お茶目な保育士は面白がって
泥まみれの子どもたちに
向かってこう言う。
「少しでもママやパパを助ける
ために(後で車に乗って帰るので)、
芝の上をゴロゴロして
泥を落としてごらん。」
言われるがままにゴロゴロと
芝生の上で転がり出す子どもたち。
それが面白くって
笑いながらどこまでも転がり続ける。
これが転がったあとの子どもたち。
少し泥が落ちたとは言え、
ぶっちゃけそこまで変わっていない笑
でも面白かったからまぁいいか。
こんなアウトドアのスクールも
いつも順風満帆にとはいかない。
中には友達にちょっと意地悪を
してしまう子もいる。
そんな時、
保育を中断してその子を
注意するのではなく、
その子をみんなから
少し離れた場所に連れて行き、
じっくりとお話をする。
保育士が常に二人いるので、
一人の保育士がお話をしている
最中は、もう一人の保育士が
他の子どもたちを見る。
子どもの数も少なく、
一人の保育士が少しの間抜けても
安全に保育が進んでいくというのは、
BC州の保育のすごくいいメリットだと
感じている。
ちなみにおしっこも公園の端っこへ
連れて行ってする。
かなり野生的。笑
そんなこんなであっという間に
3時間経ち、お迎えの時間に。
結局3時間がっつり
雨の中過ごした私たち。
ウォータープルーフのコートや
ジャケットを着ているが、
大人もみんな雨に打たれまくり
ずぶ濡れ状態。
でも、
何だか不思議で
心は晴れ晴れ。
まるで
雨が自分の中の
いらない部分をそぎ落とし、
洗い流してくれた気分。
たったの3時間、体力を
これでもかというくらい消耗し、
車の運転でもうとうと。
家に帰ってからは
速攻ベッドインして爆睡。
たったの3時間でこんなんなのに、
たとえ1週間や2週間ぶっ続けで
雨でもアウトドアで保育する
保育士達に頭が下がる気持ちで
いっぱいに。
(バンクーバーの9月から
4月頃までの長い雨季には、
1週間雨の時もザラにある)
私が体力ないのももちろんあるけれど、
みんななんてタフなんだ。
(何度も書いてるけど)
こんな中育った子どもは
どんだけタフに育つんだろう
とふと思った。
来週のボランティアまでに
・レインパンツ
・ブリムハット
を購入しておこうと心に決める私。
もしあればバックパックカバーも。
やーーー、
今日は本当に貴重な体験を
させていただきました。
これからも、皆さんに
カナダ・バンクーバーで行われている
興味深い幼児教育プログラムについて
お届けしていきたいと思います![]()
そして今回も長ーーいブログを
最後まで読んでいただき、
「カナダの保育を見たい、知りたい、
経験したい」を叶えるお手伝いをしている
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