2月3日(金) 節分まで冬土用です。
一般に夏の土用は有名ですが、冬・春・秋にもそれぞれ土用はあります。
土用とは、季節と季節の間の大気変化、季節の調節という変化の役目を受け持っているものです。
人間の体調に当てはめますと、春の土用は夏に対して、夏の土用は秋に対して…というように、それぞれに適応した抵抗力をつける働きをするものということになります。
季節の変わり目であり、次の季節へ移る前の調整期間といったところでしょうか。
土用の時期に気を付けていただきたいことは、この時期は身体が次の季節へ移行しているために体調を崩し易くなることです。
このような時に疲労等で抵抗力が低下していますと、発病、もしくはちょっとした風邪などでも治りが悪く長引いたり、なぜか身体や気分がすっきりしなかったり、疾患急変もありえます。土用の丑の日にうなぎなどを食べて力をつけるのはそのためです。また、この時期は新増改築、移転、結婚、土いじりや動土も避けた方がいいといわれています。
土用は身体に溜まったものを出し易い時期ですが、この時期に出すことで次の季節を元気に迎えられます。その反面、この時期に無理をしたり急な温度変化を侮るとてきめんにやられますので、ご自身やご家族の体調管理にお気をつけると同時に、高齢者の体調管理にも気をつけてあげてくださいね。