今日はポッキーの日。
理佐とポッキーゲームがしたくてたくさんポッキーを持ってきた。
だけど、理佐は今撮影中で楽屋にはいない。
理佐が帰ってきたら絶対にポッキーゲームをするんだ。
私は雑誌を読んだり、音楽を聴いたりして時間をつぶした。
ガチャ
理佐が帰ってきた。
いつものように私の隣の席に座り、携帯をいじりはじめた。
「りっちゃん!お疲れ様」
「ありがとう愛佳。」
「今日、何の日か知ってる?」
「知らない。」
知らない?
いや、絶対知っているはず。
だってさっき、もんちゃんがオダナナにポッキーゲームしよ!ってポッキーくわえて駆け寄って言ってたし、オダナナがポッキーの箱持って由依追いかけてたの見てたよね?
一緒にオダナナ抑えたよね…?
えっ、理佐?
今日はいつもより冷たいみたい。
じゃあそれなら…
机の上に置いていたポッキーの箱をあけ、袋から一本ポッキーを取り出して、くわえた。
「ほは、ひは」
くわえてるせいか上手く言葉にできない。
理佐はまだスマホをいじって興味なさそうにしている。
んーどうすれば振り向いてくれるかな…。
考えて思いついた結果。
理佐の顔の前まで持っていくということだった。
「んーーーほは!!!ひっひゃん!」
「はぁぁ」
と、深くため息をついた理佐。
あっ、しつこすぎた…?
理佐とポッキーゲームを諦めようとしたその時…
えっえっえっえっ…!!
片方のポッキーを理佐がくわえてどんどん食べてきた。
ふぇっ!?!!!?!
フワッと柔らかくて温かい何かがか唇に当たった。
もうポッキーはなくて…。
あっ、理佐とキスした?!
理佐の方を見るとモグモグとポッキーを食べてまたスマホをいじりだした。
何事も無いようになってるけど…どういうこと?
えっ、ちょっとやばい。
ポッキーゲーム最高!
「りっちゃん!もう一回!!」
終
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
おまけ(彩花×京子)
「京子〜ポッキーゲームしよっ?」
「嫌だよ」
「ほらっほ〜ら」
京子が嫌がっているけど私は京子が好きだしポッキーゲームがしたい。
「あ〜もうっ!」
何を思ったのか京子はイライラしながらポッキーを食べてきた。
あとすこしというところで…
ボキッ
「あーーーーあ」
「じゃあ、成功するまでするから…いい?彩花」
「うん!」
この時間が楽しくて幸せで私がわざとポッキー折っていたのは内緒…。
終