エゴと、ネコの死 | 英語でアニメオタク★外国人と友達・恋愛・オタ婚 ^O^

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英語力がほとんどないのになぜか始まった海外アニヲタとの交流 -_-;
オタ婚して、いきなりのアメリカ生活での体験談 *_*;;
海外がらみと私情で語る熱いアニメ談義 ^^/
いちアニメオタク♀による、国際結婚・国際恋愛・外国の友達作り ☆


ご無沙汰しております。

それはいつものことですが ^^;



今回はちょっと特別な事情でした。



前回の記事で、猫が風邪を引いたと書いていましたが、

その猫が、あれから回復せずに結局亡くなりました。


そのことがショックで、

またそのことを記事に書こうとしたんですが、

書いてる途中で涙がとまらなくなってしまって、

中断してはその後何度も書き終えようとしたのですが、

その度に泣きそうになるので、

結局、泣かなくなるぐらいに落ち着いてから再開しようと思って

下書きにほおりこんだまま、うっちゃってました。


よく考えたら他の記事を書けばよかったんですけど、

そこまで考えが回らなくて 爆


そういう気にもならなくて、


・・・気がついたらこんなに日にちが経ってました 汗


もしかして3月に更新したの一回だけ? うう^^;;;




とりあえず言い訳がましく、その時のことを書き上げます。


***


猫が弱ってきてぜんぜん食べてくれないので、

獣医さんに診せて『猫風邪』と言われた時は

正直、ほっとしました。

治ると思ったので。

実際、ガンとか老衰とか他のもっと不治の状態を想像してたんです。


けど、一時希望を持って、やっぱりだめだったときの

精神的ダメージはひときわでした。


猫風邪って猫にとっては死ぬ病気なんですね。

抗生物質や強心剤、栄養剤の注射もしたのですが、

老猫だったので、回復する体力がもうありませんでした。

何も食べてくれず、

栄養剤を打ち続けることで延命措置は出来たのですが、

結局自身で食べてくれないから、どんどん弱っていきました。


それどころか、病状は悪化し、

わずかに延命させてしまったことで

苦しむ時間を余計に与えてしまいました。

何も食べないことで衰弱死したほうが、

病気による苦しみを味わう時間が少なくて静かに逝けたかもしれないのに。



猫のためでもなんでもなく、

ただ私が死なせたくないがために、

無理に延命させて

いやがるのに無理にスポイトで栄養のありそうなものを飲ませて、

吐いて、

最後には寝たまま血をたくさん吐いて

いたずらに苦しませて死なせてしまいました。


助からないのなら、

何もせずにただ静かに見守ってあげればよかった。

それが一番よかったのに、

そうできなかった。


必死であれこれ考えてなんとか生きてもらおうとした。

猫のためじゃなくって

自分のために。


本当に馬鹿だった。


自分が恐ろしいとも思いました。

動物を世話する資格がないんじゃないかと。



猫がいなくなってしまったことの空虚感とともに、

自分のしたこと、自分の本質を知った怖さから

しばらくショックから抜け切れませんでした。


ペットを亡くす悲しみはこれまで何度も味わってきましたが、

今回は恐怖も感じました。

自分という人間のエゴイズム。





このことである昔の出来事を思い出しました。


昔って言っても数年前なんですけど。



うちの猫(今回とは別の子)が子供でやんちゃなころ

飛び立とうとした野鳥をジャンプして捕まえ、

それをたまたま見ていたハズが、急いで猫から鳥を取り上げたんですが、

鳥はもうぐったりしていて、

それでもとりあえず箱に入れて家の中においていました。

そのときは正直すぐ死んじゃうと思っていました。

が、以外にも怪我したのは翼と片足で

命自体は別条なかったため、

翼と脚さえ治ればまた放せると思い、

試行錯誤しながらエサを毎日シリンダで与えました。


もちろん野鳥なので、人間に馴れるはずもなく、

いつもなんとか逃げようとして

箱から飛び出して、また羽に傷を付けたり

箱の中でも、ちゃんとまっすぐに立てないので、

すぐぶつかって血を流していたり、

どのくらい回復したか確かめようと部屋に放してみても

あちこちぶつけてやっぱり流血したり、

そして痛めた足と翼はいつまで経っても元の状態にはなりませんでした。



そして結局3ヶ月もそれを続けてしまっていました。



それで、最後にどうなったかというと。


うっかり目を話した隙に、


初めにその鳥を襲った猫が、箱の中の鳥の物音に誘われて

箱に飛び乗り、さらに箱ごと潰してしまって、

猫と箱をどけると血がにじんだタオルの下で

圧死していました。



結局この3ヶ月間この鳥は


わけのわからない場所で

毎日恐ろしい人間につかまれ

閉じ込められ

身体の自由も利かず

何度も怪我をし

猫の気配におびえ


そして結局猫に殺されました。


なんだったんだろう。


もしかして3ヶ月前に初めに猫に捕まった時に

殺されていたほうが幸せだったのでは?

と、いうか

そうだったと思います。





このことが頭の中で彷彿としました。


あの時も、

私がただ鳥が死んでいくのを見たくなかったために

怪我が完治するかもわからないのに

ただやみくもに一日一日延命させるためだけに

毎日鳥を手で捕まえてはエサを与えては

部屋の中の箱の中という

野鳥にとって恐怖すら感じるかもしれない場所にいさせ続けた。


私がエサを与えるたび、

どんなに怖かったろう、

どんなに怯えたろう。


私が勝手に思っていた

『いつか治ったら元の場所へ返してあげるから、それまでの辛抱ね』

なんて意識は

鳥には当然伝わるはずもなく。



あの時は自分のやったことをすごく後悔し、


もう二度と同じ過ちはしないようにするつもりでした。



なのに。



やっぱり今回やったことは

あの時と

全くいっしょでした。





自分のあさはかさに愕然として


もうこれは学習して治せるようなものじゃなく

私の本質の問題なんだと自覚して


ものすごく


怖くなりました。










動物だって、人間だって、

いつかは死にます。


誰にもわかっていること。



そして、特に医療処置など自然に働きかけて寿命を延ばすなどの

ある意味自然に逆らう行為を知っている人間以外の生物は

生きている時間の長さにあまりこだわっていないように

思います。


もちろん動物ですから生存本能がある以上

死を避ける行動はします。


でも、

どうしても死が避けれないと思ったとき、

動物は

静かにそれを迎えようとしているように思います。


人間だって、

『死ぬときは病院のベッドの上ではなく、

自分の家の畳の上で死にたい』


なんて言葉をよく聞きますよね。


ベッドの上でチューブや電信コードでがんじがらめにされて

喋れず、或いは意識もなく

そんな状態で一秒でも長く心臓が動いているほうよりは


少しぐらい死が早まってもいいから


自分のやすらげる場所で、

大切な人に囲まれながら

静かに死んで行くほうを望む人が多いんじゃないでしょうか。



もちろんそれを見ている方はつらいです、

とにかく少しでも長く生きて、

いえ、

死を先延ばしにして欲しい。



患者が苦しんでいてもなんでも、


死=望みの終わり


が来て欲しくない。





今回の私の状態も

まさにこれだったと思う。




猫を苦しませたくない、

けれど、

ほんのちょっと苦しませることで

生き延びてくれるなら、

猫の死を味わうのが先になるなら。



でも猫にとってはどうだったんだろう。



今死ななくたって、いつかは必ず死にます。


もし今あともう数年多く生きられたとしても


もしその後でものすごく苦しんで死ぬんだとすれば


それよりは今、


安らかに死ねるときに


苦しまずに死んだほうが幸せなのじゃなかったろうか。




もちろん本当に次はすごく苦しむのかわからないし、


なによりあと数年またいっしょにいられる可能性があるなら

そのために多少苦痛を受けさせてでも

今は死んで欲しくない。

もうちょっと先送りしたい。

悲しいから。


そう思ってしまいました。




『苦しんでてもいいから、

死んでほしくない』



なんて、


なんて恐ろしいことを考えてたんだろうと思います。


もし猫が話せて、

『どっちがいい?』

って聞けたとしたら、


たぶん


『苦しいのはやだ。』


って言ったと思う。


楽に、出来るだけ穏やかに、怯えることなく


逝かせてあげることが何より

あの子にとって幸せなことだったんだと思う。


一秒でも長患いさせることではなく。




そうしてあげられていたら、今


自分の悲しみも、もう少し和らいでいたんじゃないかって思います。




すごく長い記事になっちゃいました。すみません。

もし読んで下さった奇特な方いらっしゃったら、

本当にほんとうに、どうもありがとうございます。

心より感謝します。


もしよかったら、

一緒に

或いはどなたかと

ペットたちのしあわせ

彼らと別れなければならないときに

彼らが本当に望むこと

について

ちょっとでいいから



考えてあげてみて下さい。

つらいことだから、考えるのもいやかもしれないけど。







あ、ところで

気分を一新しようとブログのデザインを変えてみました。

なんかおもしろそうなデザインだなっと思って ^^


でもいきなりブログの内容とぜんぜん合ってないですね・・汗



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