普段は東京に住んでいるYちゃん。出張で関西に来るというので

仕事が終わったら会うことにしました。イベント関連の仕事のYちゃん。

会場はあるお寺でした。家を出てはじめて気づきました。

「どうしよう。お寺にはきっと階段がある…」

 

案の定、階段は最初に三段と、次に五段ありました。

上の五段にはお寺特有の太い手すりがありましたが、

下の三段にはありませんでした。どうしても怖くて足を出せないので、

最後のほうまで待って声のかけやすそうな、よぼよぼではない参拝者さんに

声をかけました。

「足が悪く登れないのです。つかまらせてもらっていいですか?」と。

 

声をかけられた人は皆、「こんな感じで大丈夫ですか?」と親切でした。

世の中、捨てたもんじゃないですね。