少し前のこと。
その日の舞台は何か朝から、やりたくなかった
舞台にかける情熱や熱気は、まだまだ、失っていないが時々、今日はお客さんの前には、出たくないな…漫才やりたくないなと、そんな日が有りますね。
そやりたくない… 笑わす自信がない……何のネタをやろう……早くこの場から帰りたい……
だんだん自分の時間が近づいてくるが、集中出来ない、最悪な 気分だ…
俺達の前の演者が客席に下りて爆笑さしてる… その、笑い声が俺の苛立ちの気持ちを、少し和ませる♪
出番二分前、美ユルに話しかける。
『何のネタをする!?』
美ユルは平然と、『まかしといて、私からネタふるわ とにかく元気出して、私に付いて来て~♪』
その弾んだ声に思わず俺も、『ヨッシャ』とのせられた
明るく光る照明を浴びながら、お客様の笑顔と拍手に迎えられて、マイクの前に立った時には、スッと冷静になってる自分がいてる。
出番の前の不安感は、何なんや
単なる芸人の傲慢さか!?
それとも、俺のわがままか!?
まだまだやな
じゃ又ね☀️