今朝の窓からの風景。

 

 

もう何日連続でしょうか、雪が降る日は。

小学生のどこかへの移動も雪の中。

 

 

まだまだ寒いドイツの田舎町です。

 

今日はミルのドイツ語のAbi筆記試験でした。

8時から12時半までの4時間半の試験です。

 

本日の席決めクジでは前から2列目の窓側の席になったそうです。

机の上には本日もチョコレートが置かれていて、ドイツ語の先生からのメッセージが書かれていました。

 

 

このメッセージの書き方、つまりブロック体大文字で書かれた上に重ねて筆記体を書く書き方、今ドイツ流行っているそうです。

さすが学生、私なんぞそんなの初めて見ましたよ。

 

ドイツ語の試験は小説や詩など4つの課題から1つ選択し、それを分析したりする問題。

その選んだ物に対して4時間半ひたすら文章を書くんです。

 

ミルはあるParabel(寓話と訳したらいいのかな?)を選択しました。

1968年に書かれた作品で知らない作者の物です。

 

帰宅後、どんな寓話だったか説明してくれました。

そしてそれをどう解釈したか、つまりどのような文章を書いたか説明してくれました。

説明している途中に、もうその続きを私が言えるほど、ミルの意見に全くの同感の私。

 

Parabelというのは、風刺画のような物で、何かのたとえというかある事を比喩していたりしているの物です。

それをミルは政治的に、もう一つは宗教的に解釈しました。

 

ミルの解釈は私の解釈と全く同じ。

続きを言いたくなるほど同感出来る内容でした。

 

ミルは最終的に10枚の文章を書いたそうです。

 

そんな話をしている時にリコも帰ってきました。

本日のEthik(道徳のような授業)でアインシュタインの化学と宗教についての名言の解釈について話したと言いました。

そのアインシュタインの言った言葉を聞いて、私なりの解釈を言うと、

リコ「そう、私も全く同じ!お母さんと同じように解釈したんだ!」

と言いました。

 

同じ屋根の下で同じ物を食べて生活している家族は、物事への考え方も似てくるんでしょうね。

笑えるぐらいに色々な物事への意見が一緒なんですよ。

 

夕方、ふと外を見ると、わんちゃんしつけ学校の一行が通って行くところでした。

 

 

木に重なって立っているのが先生。

飼い主とわんちゃんが今お座りして等間隔にいます。

先生の号令で、歩いたり止まったり、信号を渡ったり訓練をしています。

時々ウチの前がコースになっているようで、このようなワンちゃん学校の一行を見るんですよ。

 

本日の晩御飯もまたまた韓国飯。

 

 

家族みんな大好きなアルタン(タラコや白子、タラの身なんかが入った鍋)にしました。

雪が時々降っている様子を見ながらの鍋、美味しかったです。

 

さぁ、12年生は本日で全員Abiturの3教科の筆記試験が終了したことになります。

来週から口頭試験がスタートします。

体調を崩さないようにして頑張ってね!