今日はTag der offenen Tür für Hochschuleの日。

つまり大学とかが自由に見てまわれる日です。

 

ギムナジウムの11年生と12年生はこの日は見学などするため、学校はお休みになります。

12年生のミルはAbitur(卒業試験)の後、行こうと思っている大学へ本日行ってみることにしました。

 

ウチからその町へはバスで1時間その後電車で1時間かかります。

私とミルと二人でバスと電車で行くことにしていました。

しかし、急遽昨日から今週金曜日までドイツの鉄道であるDBがストをすることになり、電車の運行が大幅に減る事になったのです。

 

調べてみると、毎時間1本出ている電車が3時間に1本になっています。

その1本に必ず乗らなきゃです。

 

本日は6時に家を出てまずバスに乗りました。

マルクト出発のバス。

まだ真っ暗な中、マルクトのクリスマスツリーが綺麗にキラキラしています。

 

 

1時間バスに揺れて鉄道駅に到着。

そして3時間に1本の電車に乗り込みました。

 

 

約1時間で目的の町へ到着。

 

 

大学のホームページで本日の情報を調べていたので大まかなスケジュールは決まっていたミル。

それでも昭和人間な私は、大きな建物のインフォメーションの所に行けば本日の催しのパンフレットなんかがあると思っていたのです。

でも今の時代そういうの無いんですね。

大きなイベントは掲示板に書かれていましたが、それ以外は各自携帯でチェックするようになっていました。

 

ミルは決めておいた予定通り行動。

大きなホールで、それぞれの学科のこと、住居事情の事等の説明をやっているのもありますが、それ以上に普通の授業に本日は参加できるようになっているのもあり、ミルはある授業に在校生に紛れて参加したりもしました。

それも9人しかいない授業で、1コマ1時間半の物でした。

 

ミルがそんな授業を受けている時、私はお店を見て回ったり、お茶をしてたりしました。

今日は-10度ほどでメチャ寒く、なるべく建物内にいるようにしてた私。

 

お昼はメンザ(学食)で食べてみようってミルと言ってたんです。

メンザは学生カードにお金をチャージして、それで支払うシステムのようなんですが、本日のみ見学者も保証金10€で学食が買えるカードを発行してくれるとホームページに書いてあったので利用してみようと思ったのです。

 

しかし、メチャ混み。

座る場所がなく、料理がのったトレーを持った学生たちが席を探して歩き回っています。

 

という事でメンザは諦め、近くのレストランでお昼ご飯を食べる事にしました。

どのレストランもすごく混んでいました。

その中で、大学の目の前にある以前行った事があるHans im Glück というハンバーガー屋で食べました。

 

 

好きなハンバーガーを選んで、付け合わせと冷たいドリンク、食後の温かいドリンクのセットメニューをオーダー。

広い店内ですが、殆どが大学生と本日の見学者たちです。

 

レストランで働いている人達も大学生ぐらいの歳の人ばかりで、無駄な動きが無く気持ちいほどテキパキしています。

ハンバーガーはフツーに美味しかったです。

 

 

食後はカプチーノにしたミル。

 

 

可愛い絵はチョコ味だったそうです。

 

ドイツは外食が高いので(今年から外食の消費税大幅に上がったし)学生も大変ですよね。

このハンバーガーセットは一人20.40€(約3260円)でした。

学生のお昼代としてはメチャ高い思うけど、レストラン内は学生ばかり。

 

食後はまた大学を見学し、パンフレットを集め、また駅に戻り、3時間に1本の電車で戻ってきました。

 

 

そしてバスに乗り換える際、お土産を買いました。

 

バスターミナルの前に新しく出来たバクラヴァのお店。

初めて入ったのですが、優しいお店のおじさんで、並んでいるバクラヴァはどれも美味しそう。

適当に数種選んだのですが、おじさんは私とミルに1個ずつ味見として大きなヴァクラヴァをくれました。

メチャ美味しいバクラヴァです。

 

 

4種類選んで、これで16€でした。

 

その後1時間バスに揺られ無事に家に着きました。

 

日本での大学説明会なんかとは全然違って、今日のは、その名の通り「あちこちドアを開けてますからどうぞ入って来てください」って感じ。

ミルも在校生と共に受けた授業で、どんな感じなのかちょっと分かったみたいです。

授業ではプリントをもらい、一緒にやったみたいでいっぱい書いてました。

 

ミル「小学校に入学した時、特に今までの生活と差が無い事を感じたけど、ギムナジウムから大学も同じような感じを受けた」

との感想を持ったミル。

 

小学校入学の時は、外人だし、上手く学習に馴染むようにと、幼稚園時代に自宅学習をばっちりやったミルとリコ。

入学する頃には長時間机にむかう事にもすっかり慣れてたし、ドイツ語もフツーに文章を書けるようになってたし、算数も掛け算まで出来るようになってました。

それどころか当時はベネッセや海外子女教育振興財団の教材も毎月提出してたものね。

それらは本人たちの努力。

 

そして今毎日学校の課題を一生懸命取り組む二人。

プレゼン、動画作成、長い論文、そして何枚も書くテスト、かなりハードな学習内容だなと横から見て思うけど、どれもがスムーズに大学の授業に入って行けるようになるためなんだな、って本日ミルはつくづく感じたようです。

 

ストで行けなかったらと思った本日ですが、ちゃんと往復出来て、ミルも今日は行ってよかったと言っているので良かったです。