今日は日中は殆ど雪が降らず、青空でした。

 

 

雪かきされている歩道、されてない歩道、歩きやすかったりそうじゃなかったり。

 

ところで、今日はミルがドイツ語のテストでした。

 

相変わらず長い時間のテストです。

135分間のテストだったそうです。

 

もちろん途中でトイレに行きたい人は先生に申告して行けますが、みんな時間がもったいないからと殆どの人が行かないそうです。

トイレとかでスマホでチェックしたり出来ないように、テストが始まる前にスマホは先生の机の上に置くそうです。

 

ドイツのテストは高学年になればなるほど、授業でやったノートを必死に覚えたって点数がとれません。

授業でやったこと、そして自分で勉強したこと、それらを合わせて考えて書くテストなんです。

 

今回は詩の分析が中心テーマになるって事だけ分かっていたミル。

そうなりゃ、これが出るかな?って予想して山をかけたりもします。

 

昨晩、ミルがどの詩が出ると予想したか(もちろんテストには授業でやってない詩がでます)を教えてもらいました。

その山をかけた詩をミルがどう分析したか、も聞きました。

なかなか興味深い分析でした。

 

そして本日帰宅したミルにどうだったか聞くと、

ミル「予想した詩じゃなく、かなり近代の詩が出たよ。リコはよく当たるのに私は当たらないわ。」

とのこと。

 

この「山かけ」ですが、リコのドイツ語のテストで、リコはすごく予想が当たるんです。

ここんとこ3回連続で山かけした詩や小説なんかがテストに出たんです。

 

先日もゲーテの詩の1つを予想して、めちゃ詳しく分析しておいたら、その詩がテストに出たんです。

もちろんいい結果でした。

 

ミルの今日テストの話を詳しくきくと、予想した詩ではなかったけど、実際にテストに出た詩も予想していたのと同じSonnet(4行の連が2回続いて、3行が2回続く、14行からなる詩)であり、山かけした詩で分析してた、視聴的、韻など色々な点で類似しており、予想していた詩を詳しくやっておいたから、今日の詩も比較的分析しやすかったらしい。

 

14行の詩でA4の紙4枚の表裏と書いたそうで、その量を聞くとドイツのテストは半端ないわぁといつも思うのでした。

 

大昔、私がフライブルク大学の独文にいた頃、ドイツの学生の小説や詩などの分析力にとても驚いたものでした。

でも今ミルとリコを見ていてわかります。

ギムナジウムの時にこんな事をやってる子たちが大学に来ているんだもの、当然ですよね。

私が日本の大学(一応独文出身です)でも習ったことがない内容を既にギムナジウムでバシバシ習っている状態ですから。

 

ミルやリコからこんな風にテストの内容を聞くのもとても楽しいです。

やまかけは当然ながら当たる時も当たらない時もあります。

しかし、はずれても勉強は勉強、今日のミルのように役立ったり、またそのテストではなくとも後に、いつの日が役立つ事があるかもしれないしね。