昨日、学校から帰って来るミルを窓から見ていたら、左頬が赤く見えました。

えっ、転んだ?と心配したのですが、帰って来てミルの顔をよく見るとそれは口紅。

 

あ~今日はその日か。

今日は12年生の学校最後の日。

朝の登校時、卒業生は紙紐とか張って下級生が学校の玄関に入れないようにし、みんなの顔に口紅とかで絵を描きます。

毎年恒例の行事です。

ミルは左頬に大きくハートが書かれてました。

リコはすすすーっと卒業生を通り抜け、今年は書かれずにすんだようです。

 

先生も例外じゃなく、顔にみんななんか書かれていて、そのまま授業をやったそうです。

先生のおでこに大きく赤で「Abi2022」な~んて書かれていたりしたとか。

 

現在10年生のミルと8年生のリコ。

約一か月後に学年終了で、8月末から11年生と9年生になります。

 

ギムナジウムは12年生にAbiturという卒業試験であり、同時に大学入学パスの試験で終わります。

 

今日は学校や保護者代表の人からお知らせメールが来ていた「Studienmesse」という大学の情報のメッセに行ってきました。

我が家から車で20分ほど離れた町の体育館で行われました。

 

 

ザクセン州の大学が、遠くの大学に行かないでこの州の大学に行って欲しいという事からザクセン州の大学の案内になっています。

 

ミルもリコもそうですが、通っているギムナジウムでは二者懇談も三者懇談もありません。

親は年に一度の保護者会に行くぐらいで、担任と話す機会もありません。

全部個人に任されているというか、ミルとリコも進路とかで先生と個人的に話す機会は基本無いんです。

もちろん、個人的に希望すれば親も先生と話す機会はあるようですが、親が来て話しているのをミルもリコも一度も見たことが無いと言ってます。

 

メッセの会場には沢山の駐車スペースがありましたが、来場者でいっぱいでした。

特に質問する段階でもないので、資料をもらって帰ってきました。

 

帰り道、食材を買う為スーパーに寄ったのですが、その雑誌コーナーでこんなの見つけて買ってみました。

 

 

Die ZEITから出ている大学の情報誌。

家に帰って来てミルもリコも持ち帰って来た資料やこの雑誌を読んでましたよ。

 

ミル「ネットでも色々情報集められるけど、こういう紙の方がなんか見やすいわぁ」

って言ってました。

 

そう言えば一昨日、近所のRossmannで買い物をしていた時のこと。

小学校の時ミルと同じクラスだったM君のママと偶然会い、ちょっと立ち話しました。

小学校の時はよく会いおしゃべりしたのですが、学校が違ってからは滅多に会う事もなくなりました。

とても感じの良いママなんです。

 

もう6年前の事。

ミル達が小学校最終学年の時、お迎えに行った際にM君ママと進路の話になりました。

その時M君ママは、「Mは最終成績が1.6だったけど、本人の希望でOberschuleに行くことにしたのよ」って言ってたのを覚えています。

 

現在はまた少し違っているようですが、当時は成績が2.0以上でないとギムナジウムに行けなかった頃でした。

ギリギリ成績が足りなくてギムナジウムを諦めたクラスメートの親の話をよく聞いていたので、M君ママの話は全く逆で成績は達しているのにギムナジウムを選択しない、そういうパターンもあるのかと思ったのをよく覚えています。

 

そのM君ママが、

「Mは1,5で卒業よ、就職は○○会社に決まったわ」

って言ってました。

相変わらず頑張っていたのねM君。
 

そっか~もう卒業の年なのかぁ。

もちろんすぐに就職じゃなくて専門学校に行ったりする子もいるようですが、とにかくOberschuleの子達はこの夏に卒業する事になります。

 

ミルの小学校同学年の女の子は最初ミルを含めて3人ギムナジウムに入学したのですが、途中で二人ともOberschuleに転校し、現在はミル一人だけです。

という事は小学校の同級生のミル以外の女の子はこの夏みんな卒業し、就職したりするってことなのね。

 

なんかもうそんな歳なのかってびっくり。

 

今日持ち帰って来た資料を見ても私は分からない事ばかり。

私もダンナも大昔にドイツの大学にも通っていたけど、今と大きく変化している事ばかり。

全く親がミルとリコにアドバイス出来ないので、資料などをよく読んで進んでいってほしいと思います。