ミルとリコは相変わらずお弁当を持たないで登校してます。

 

日本で言えばリコが中二、ミルが高一ですが、二人のクラスメートの誰一人とも給食を食べてないそうです。

かなり前に、新聞記事で「ギムナジウムの生徒は給食を食べる人が少ない」ってのを読んだ事がありますが、実感しています。

 

二人が通うギムナジウムの給食はケータリングで、前もってネットでオーダーするのですが、当日オーダーでも朝8時までにオーダーしておけば食べれます。

 

ミルとリコに何で給食を誰もオーダーしないのか、聞いてみると・・・・

ミル「一番は時間が無いからだと思う」とのこと。

 

お昼ご飯の時間は11時30分から11時55分まで。

日本のように自分の教室ってのが無いので、その時間内に教室移動も兼ねています。

次の時間が体育だったら歩いて7、8分ほど離れた体育館まで行って着替えを終わらせてなくてはならない。

 

リコ「ケータリングの人の手際が悪すぎ」

 

一応3種類程選べるメニューがあって、ネットで前もってオーダーしてあるのですが、全校生徒を1列に並べて、「あなたはAですね」って感じに一人ずつ聞いて料理を渡すらしい。

 

ミル&リコ「メニューごとに3つの列にすればいいのに、一人ずつ聞いてから盛り付けて渡してるからメチャ時間かかる。列の最後の方だと食べる時間が無くなっちゃう」

 

そしてこれはミルとリコ個人的な理由だけど、

「食べたい物が無い」

らしい。

 

3種類のメニューのどれも食べたくない日ばかりだとか。

 

生徒たちに一番の人気は、ショートパスタにカットハムが入ったトマトソースなのですが、それも「わざわざ並んで食べるほどのもんじゃない」らしい。

 

それで給食を食べないクラスメートはどうしているか、というと、お弁当を持ってきたりお菓子を持ってきたりして食べてるそうです。

お弁当っていったって、日本みたいなお弁当じゃないですよ。

朝食のテーブルの上にあった、パンにヌテラとぬってラップでくるんだような物が多いそうです。

 

そしてミルもクラスもリコのクラスも「何にも食べない人が結構いる」そうです。

 

私の時代には考えられない。

8時から授業が始まって、8時間授業だと15時15分までなのに、その間何も食べないなんて。

 

だから時々おにぎりを1つ持たせたり、作ったアンパンとかどら焼きとか、無理やり持たせたりしています。

それらを食べてくる日もあるけど、そのまま持ち帰って、家に帰って来てから食べる日もあります。

 

学校だって、こんなに給食を食べる子がいないっていう事実はもちろん分かっているだろうし、時間が無いだの、給食会社の人の手際が悪いだのっていう意見もちゃんと耳に入っているはず。

でも状況が全く変わらないのは、食に対してどうでもいいって思っているんだろうなって思います。

そもそも、給食でパスタを選択しても、ショートパスタにハム入りトマトソースがかかったのがボンッと出るだけ、サラダも何もついてこないんだから「食育」どころか栄養のバランスは?って感じなんですけどね。

 

まっ、そんな感じでミルもリコも学校から帰って来ておやつなんかを食べる事が多いんですが、その時間私も一緒にお茶タイムにしています。

 

今日はポテチとこれ食べました。

 

 

妹が送ってくれたサブレ。

リコの手にすっぽり収まるサイズの缶です。

 

これ、色々な国ヴァージョンがあるみたいで、その中からドイツのを送ってくれました。

開けてみると・・・

 

 

すごい可愛い~!

ドイツらしい、ソーセージとかビールとかの形のサブレ。

もちろんお味もいい。

 

日本って本当に美味しくてかわいいお菓子がいっぱいだなぁ~って言い合って食べたのでした。