前回の続き。
先生「では、続いて運動面をみます。両手を広げて、左右の手を胸の前に合わせる」
義母はその通りに動く。
先生「立って、入口から歩いて来て」
義母はその通りに動く。
先生「もう一度」
義母はその通りに動く。
その他、いくつかの動作確認を指示し、義母は問題なくクリアしたように思えた。
先生「では、このあとね、心理士さんのテストとCTがあるから。で、全部終わったら、また診察ね」
義母「はい」
夫「ありがとうございました」
診察室を後にした。
再び、待ちあい室で待っていると、次の診察の担当の女医が義母のところへやって来た。
医師「今から30分から40分かけて、テストしますね。付き添いの方はこちらでお待ち下さい。」
義母「はい」
義母は、次の診察場所に移動した。
私「なんか、いつもよりシャッキリしてるよね」
夫「うん。張り切ってる」
私「ピアノ、教えてるのかね?初耳じゃん」
夫「怪しいよね。ちょっと、真顔で嘘ついてんじゃないかと思った。料理だって怪しい」
私「そうだよね」
義母のおかしさは、ぱっと見では判断し辛い。
実際、他の認知症外来の待合室で待っている人は、義母より明らかに年上で足元も覚束ない後期高齢者ばかりだった。
義母は認知症なんだろうか?
私もかわくんも、前頭側頭型認知症を疑っているけど、、、。
夫「とにかく、連れて来れて良かった。」
私「そうだね。」
30分ほど待っていると、義母が診察室から戻って来た。
女医「続いて、CTですね。よろしくお願いします」
義母「はい」
次は、CT室の前で待つ。
義母「記憶力テストをやったわ」
私「そうなんですね」
義母「あと、封筒に切手を貼って、住所を書いて出すというのもやった」
私「へぇ~。。そういうのもやるんですね」
義母の表情は普通である。なんならちょっと微笑んでいた。
うまくいったのかな???

