人生つれづれ -52ページ目

人生つれづれ

つれづれなるままに。

前回の続き。


遂に、診察室へ呼ばれた。


我々は、診察室へ入って行った。


先生「こんにちは。」


義母「よろしくお願いします」


先生「そちらさんは、、お子さん?」


夫「はい」


威圧的な感じのする、老人医師である。


先生「じゃあ、早速だけど、今は誰かと暮らしてるの?」


義母「1人です」


先生「車の運転は?」


義母「しています」


先生「してるの?認知症の薬飲むと運転出来ないんだよ」


義母「そうなんですか」


先生「そう。で、薬は高血圧と睡眠薬くらい?」


義母「あとアレルギーの薬です」


先生「何で眠れないの?」


義母「何でって、、、分かりません」


先生「普段料理はしてるの?」


義母「しています」


先生「なに作るの」


義母「、、、、、、。」


先生「掃除は?してるの?」


義母「しています。」


夫と私「いやいやいや」


先生「え?そんなことない?」


義母は我々を振り返った。


先生「経済的に困ってる?」


義母「困ってないです」


先生「相談出来る人とかいるの?」


義母「相談出来る人、、、、、、、。」


義母は黙り込む。


先生「お子さん方とか?」


義母「そうですね」


どうやらこの診察してくれた医師は、気が短い。早口だし、義母が答えに詰まると先回りして答える。


義母の友人とは、表面的な付きあいなのかな、とそこで思った。


我々に何か、相談ってことも今まで一度もないのだ。


先生「他に普段何してるの」


義母「ピアノを教えています」


先生「生徒は何人?」


義母「3人です」


先生「家で教えてるの?」


義母「はい」


先生「お金とってるの?」


義母「奉仕です」


あの汚い家でピアノを教えている??


凝視凝視凝視凝視凝視凝視凝視凝視凝視凝視凝視凝視


初耳である。


義母の話だと、かつて、5人くらいいた生徒は去年全員辞めたと聞いてたが、、、。


ほんとか?


先生「お風呂は、入ってる?」


義母「◯◯ランドに行っています」


先生「それはなに?健康センターみたいなところ?」


義母「はい」


先生「で、あなた、万引きしたんだって?」


義母「1回くらい」


先生「1回?ここに2回って書いてあるよ」


医師が紹介状を見て話す。


夫「私が2回迎えに行っています。1回目はショッピングモールで2回目は近くのスーパーです」


先生「何で万引きしたの?」


義母「、、、、、、、、何でって、、なんとなく、、」


先生「魔が刺した?」


義母「はい」


先生「別に生活に困ってるわけじゃないんでしょ」


義母「はい」


義母は、先生の矢継ぎ早の質問に、滞りなく答えている。


真偽は不明だが、我々が口を挟む間はなかった。


1つ言えるのは、、ぼんやり感がいつもより少ないってことだ。


疑わしいことはいくつかあったが、、。


ピアノのことも、掃除のことも。。


キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ


次回へ続く。



 

 



 

 



 

 



 

 


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