前回の続き。
以下、経過。
万引きで警察に、、
そこから、義母に会うことに↓
義弟くん、かなり真剣な表情で義母を見ている。
義弟くん「かあさん、言っとくけど、これが本当に最後だからね。次はないよ。次捕まっちゃったら、もう拘置所だよ。その年で、拘置所とか相当辛いからね」
義母「はい。」
義弟くんはかつて、警察官だった。だから、なかなか厳しい面があるのだ。
義弟くん「とにかく、兄貴が迎えに来てくれるって言うから、その日は必ず行くこと。他に予定入れないでね」
義母「分かりました」
それから、部屋の話になった。
夫「おかあさん、ここにあるゴミ袋に今、虫いたよ!」
義母「え?虫?」
義母は慌てて、ゴミ袋の口を縛る。
義弟くん「おれ、この部屋掃除機かけたい。いいかな?」
義母「やめて、みんな来ているのに、掃除機なんてかけなくていいわ」
夫「あそこにある新聞紙、持っていこうか」
部屋の片隅に、2山ほど新聞紙があって、夫はそれを指差した。
義母「いいわよ。それ回収に来るから」
義母は家をいじられたくない様子だ。
義弟くん「ルル、皮膚病良くならないね。」
義母「病院でシャンプーしろって言われたわ」
そう言って、義母はキッチンの方からシャンプーを持って来て見せてくれた。
受け答えは、しっかりしているし、失語もない。
毎週のように習い事に行くし、コンサートや舞台にも行く。
一見、普通なのに、鬱とも言い難いし。
しかし、部屋の衛生観念はおかしくなっているし、カレンダーは呪物だし
この段階で、認知症って診断されるかは疑問である。
義母が、とりあえずすんなり、病院へ行ってくれると言って良かった
我ら3人は晴れ晴れとした気持ちで義母の家を後にした。
義母は、車の前まで見送ってくれた。
私「また、来ますね」
夫「じゃあ、また」
義弟くん「またお盆に来るから」
義母は、みんなに手を振る。
その姿が、なんとも切なくて、しかしどうすることも出来ない。
引き続き、見守っていくしかない、そう思った。
夫が車を出す。
私「沢田さんに声かけらんなかったね」
隣人の沢田さん。夫と連絡を取りたがっていた人。義母の家から出た時、車は戻って来ていたが、タイミングを失った。
夫「しょうがないよ。母、家出て来ちゃったし」
私「まあ、良かったよね!目的達成したよ
」
夫「本当だね!」
義弟くん「とりあえず、会えて良かったですよ。病院も行くって言ってくれたし。」
夫「そうなんだよ。これで認知症って診断されれば、次捕まっちゃった時、違って来るからな」
義弟くん「まー、2回以上確実にやってるだろうね」
私「ひぇっ。やっぱり
」
義弟くん「やってますよ。」
夫「けど、ずっと見張っておくわけにもいかないしなぁ」
義弟くん「実は、俺、、、母と暮らさなきゃダメかな、って思ってたんだよね、こっちに呼び寄せようかと。」
夫「え?お前、結婚出来なくなっちゃうよ!」
私「そうだよ!まだ諦めるのは早いよ!」
義弟くんは、身長180cmのナイスガイなのだ。アラフォー独身だが、なかなかご縁がない。
義弟くん「だって、兄貴んとこには、息子くんいるし、母はあんなだしさ」
我が家の息子。難病で寝たきりで常時介護が必要な重症心身障害児。更に、腎不全で腹膜透析をしている。
気を張る場面が多々あるので、義母と一緒に暮らすという選択は難しい。
例えば、腹膜透析の接続をしている最中に、不意に部屋に入られると非常に困る。
まさか、元気で活動的な義母が認知症になるなんて、予想もしなかった。
1人でアメリカツアー旅行に行ってしまうような義母が。
毎週のように、プールで泳ぎに行くような義母が。
私「結婚相談所利用したら?」
義弟くん「調べたんですけど、めっちゃ高い。ボッタクリじゃないですかー」
私「でもさぁ、もったいないよ、本当に」
義弟くんが家を出て義母が1人暮らしを始めて、2年弱で少しずつおかしくなっていった。
義母は義弟くんが一緒に居た頃は、義弟くんの為に洗濯をしたりご飯を作ったりしていたらしい。
多少なりとも、責任を感じているのかもしれない。
次回へ続く。
暑いなぁ。。







