私は本を読むのが大好きな子どもでした。残念ながら好きなだけ本を買ってもらう事はできず、田舎なので図書館も遠く、学校図書本もすぐ読破。分厚い国語辞典を熱心に読む子どもでした。
仕方なく読み始めたはずの国語辞典でしたのに、新しい言葉や間違って覚えていた日本語の意味を知るという発見が新鮮で、どっぷりハマっていた時期が長くあったように記憶しています。
読書から遠ざかっていた理由
学生時代は部活や勉強、社会人になってからは仕事やバンド活動に遊び、オフ日には子どもたちにエレクトーンを教えるなど多忙の日々を過ごしました。結婚後、喘息になり急激に悪化。妊娠・出産後も体調不良が続き、育児も忙しくなり本を読む機会は激減しました。
ここ数年、更年期障害が悪化してからは身体の辛さが色々すぎて、時間はあるのに本を読もうという気さえわかず。TVやスマホ画面をみる時間や、読書と同じくらい好きな編み物は、頭痛を誘発するのでハマりすぎないよう注意しています。
「赤毛のアン」の感動が再び
そんな時、YouTubeである朗読をみつけました。それは、子ども時代にハマっていた「赤毛のアン」の朗読です。多くの方が掲載して下さっているので、色んな朗読を何度も何度も聞きました。
その結果、再び原作を読みたくなってしまいました。理由は、「アン」シリーズの考察を話して下さっている方がいて、内容に深く感動・共感したからです。
「アン」シリーズは主人公アンが11~16歳の「赤毛のアン」から始まり、「アンの想い出の日々」40~75歳までの長編小説で、新潮文庫では全12巻。現在の体調で読み切る自信はありません。
中途半端はイヤなので諦めるつもりでいたら、楽天kobo半額クーポン券を発見!使用期限はその日まででした。
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読書はもっぱら紙媒体オンリーでしたのに、どうしてもすぐ読みたくて電子書籍で一括購入しちゃいました。
電子書籍のメリット
さっそくスマホにDLすると、すぐに読むことができました。あっという間に1時間、そして2時間が経過。3時間目辺りで強めの頭痛に気付きました。これ以上、続けると起き上がれなくなりそうなので自己制御するも、読みたくてモヤモヤ止まらず。
どうにかしたくて考えました。せっかく電子書籍なのだからスマホに読み上げてもらえないかと思いつき検索。androidのTalkBackでは上手くいかなかったのですが、iPhoneでは画面読み上げコンテンツ機能を利用すれば簡単に設定できました。
機械的な声で抑揚なく読み上げられるので違和感がありましたが、慣れてくるとワイヤレスイヤホンで聞きながら家事をしたり、就寝前ベッドの中で聞いたり。体調が良さげな日は編み物をしながら「アン」を聞くのが楽しみで、目を酷使しなくて済むため本当に助かっています。実際、頭痛のレベルと頻度が激減しました。
体調が良くない日々でも心癒される、私なりの小さな楽しみが見つかりました。子どもの頃はアン目線でしか読めなかったのに、今はアンと関わる様々な大人たちの目線でも読んでいる自分に出会ったのも新しい発見です。
少女から大人の女性になり妻から母になっていくアン。国も時代背景も全く異なりますが、今の私と同じ年代になったアンの日常や思考に、これから触れるのが楽しみです。早く読破したのですが無理しないよう、そして勿体無いのでゆっくり進めようと思います
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