娘、二十歳になりました。
本当にアッという間の20年でした。
ただいま娘は保育園での延長実習中。朝も夜も帰宅後は連日かなり忙しそうな上、家庭内感染の予防策で個食を徹底していますので、特別なことは何もできませんでした。
一 応、夕食のリクエストを聞いてみたものの、それどころではない様子。とりあえず野菜たっぷりなミートソースを仕込んで、久しぶりにボロネーゼを作りました。
食後のデザートはケーキが不得意な娘のために、アイスケーキのフルーツ盛りにしました。
本格的なお祝いは実習が明けた来月辺り、夫行きつけのお店で食事会を予定しています。
事実上、私の体調次第ですが早く実現できるといいなと思います。
そして私は、娘に一通の手紙を渡しました。20年前に私が書いた、二十歳になった娘へ宛てた手紙です。
娘、かなり驚いたあと
泣きそう…だから
あとで
一人の時に読むね
静かにそういいました。
そして、もう一つ娘に手渡した物がありました。それは、二種類のエコー写真です。
2003年7月初診 第一子 娘
流産してしまった二人目の子どもについて、初めて娘に話しました。
大学で母子について学ぶ保育学生として、一人の大人の女性として、きっと得るものがあると思い、娘にこの話をしました。
娘は私を無言でハグしてくれました。そして、
私って
お姉ちゃんだったのね
なんか嬉しい
いつもの笑顔でそう言いました。