韓国の産婦人科の不満ごと | 写真で見た世界 in韓国

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在韓日記
在韓23年目。
殺伐と整理のつかない日常や感情を写真で残します。
2018年黄金の戌年に息子が生まれ育児日記になりつつあります。
NIKON D850/NIKON FM2/MAMIYA PRISMAT NP

今私が通っている産婦人科にはそこそこ満足しています。

それでも根底には日本の病院よりは不信感はぬぐい切れません。

長年の韓国生活で妥協というものを覚えたので医者や看護師がそこそこ親切で

清潔であること=満足といったものでしょう。

 

今日は韓国の産婦人科で、もやもやすることをいくつか。

 

 

まず産婦人科に限らず韓国の特に個人病院は詳しい説明をしてくれない傾向があるように思います。

日本であればちいさなことでも検査の結果を一つ一つ説明してくれそうなものですが、

韓国は専門領域なので患者な知らなくてもいいと思っている節をひしひしと感じます。

私は日本で妊娠してから産婦人科にかかったことがないのでわかりませんが、

韓国(私の病院だけかな)では母子手帳に体重と血圧しか記入してくれません。

どんな検査をしたのか、どんな結果をしたのかなどの記録がまったくないのです。

ただやたらに超音波の写真はたくさんくれますが・・・

膀胱炎になったり、湿疹ができて処方箋をだしてもらったなどの記録もまったくありません。

これは私が自分で記録するのでしょうか・・・・。母子手帳ってそういうものなのでしょうか?

日本では遠出するときには母子手帳を携帯するようにとか言いますが、私が出先で

緊急事態になったとき、近くの病院に搬送されても自分の母子手帳はなんの役にも立たないような

気がします。

 

私は韓国では産婦人科は今まで7か所くらい通ったことがあります。

韓国の産婦人科は産院であれば不妊・妊娠・疾患などとにかく一緒くたに見る傾向がありますが

(もちろん日本もそういう病院はあるでしょうが)

受付などで、大声で生理日はいつか、どんな要件なのかを聞くので待合室の人たちに丸聞こえです。

プライバシーがないというのが実情でしょうか。

大手不妊病院では診察室のそとで看護師から薬の内容をきくことになっていましたが、

ほかの患者と1mも離れていない距離で説明をされるので患者が不妊治療どのくらいの時期で

どんな薬をつかっているのかまで丸聞こえです。

 

病院に通う人たちのマナーのなさにがっくり来ることも多々あります。

一般の産婦人科では

つらい不妊治療をしている人、もしくはなんらかの疾患で体調の悪い人、

つわりで苦しんでいる人、おめでたであってもおめでたではない人、幸せいっぱいの妊婦。

幸せと不幸せ、はたまた生と死までいっしょくたになっているのが産婦人科であるのに、一般の産婦人科は病院側も患者側も、幸せ妊婦さんにだけ焦点が向けられているように思います。

 

韓国の産婦人科は夫婦で病院を訪れる人がかなりたくさんいますが、旦那さんの態度が気に入らない

と思うことが多々あります。旦那さんは保護者である立場であるのに、座るスペースがないくらいものすごく混んでいるときも、女性に席を譲りません。間違いなく女性が患者の立場なのに

全部が全部幸せで健康な妊婦だとおもっているのでしょうか。

座ってゆうゆうとイヤフォンもつけずにスマフォでゲームをしているのを見ると無駄にイライラします。

病院で子供に暇つぶしのかたちで音をたててスマフォを見せている親も多く見かけます。

子供でさえもイライラするのに、大人も最近イヤフォンなしで病院で動画をみるとかもあり

(先日はしーんとした検査室前の待機室でピコピコゲームやられて白目になりました)

 

 

不妊治療をしている女性であれば、ちいさな子供やはたまたおおきなおなかの妊婦さんを見るだけでも

つらい人もいるでしょう。そこで家族総出で検診にやってきて上の子供をサルのように放し飼いに

して大騒ぎです。

 

 

日本ではあまりに気にしすぎて知らない人にマナーを求めすぎることもあるのかもしれませんが、

韓国ではもうちょっと気を使ってほしいなと思うのでした。