世界一養成学校 -162ページ目

「武」の概念

「武学」の「武」という字の概念を紹介します。

まず「武学」とは、孫武によって2500年前に兵術をまとめました。それが『孫子』です。

これは、神仏的な精神のみ(所謂スピリチュアル)の概念を一切排除し、具体的な心理学、物理学を基礎としている。


「武」は自他不敗の概念であり、闇から光を照らす現実的で具体的な意思エネルギーと行動エネルギーの事である。


「武」という字は、「二」「戈」「止」の三つの文字の組み合わせによって成り立っている。
つまり、「二つの戈(ほこ)を止める」と言う会意文字である。

二千年前の書物『春秋左氏伝』では、
「それ武は功を定め、兵をおさむ。ゆえに戈を止むるを武となす」
                     (楚の荘王の言葉より)
 

『説文解字』の中では
「武とは撫(ぶ)なり、止戈(しか)なり。禍乱を鎮撫するなり」

「禍乱を平定して人道の本(もと)に復せしめ、愛撫統一することが武の本義なり」
                     (後漢の許慎より)


「武」という文字本来の起源としては賛否両論あるが、
日本に漢字が伝来する以前に遡るこの解釈が、
結果的に日本の武士や武士道という言葉の発生、
武道・武士道の精神の形成に影響を及ぼしている事は間違いないだろう。



兵学者である、大道寺友山(1639~1730)は『武道初心集』で「義」こそ武士道の本質あるいは中核をなすものであると言っている。

柳生新陰流の柳生宗矩(1571~1646)は、「敵をよせぬ心地」を流儀の根幹としている。



我が国最初の成文法である
西暦603年に聖徳太子が作った、
『一七条憲法』には、
その第一条に「和を以って貴しとなす」とある。
この『和』を貴ぶ精神は
日本の考え方の基礎となっている。



山鹿素行(1622~1685)は
泰平の世における武士の役割を論じ、
文武両道を修得し、武士がまず
世の中の模範とならなければならないとした。



山本常朝(1659~1719)は、
「武士道というは死ぬ事と見つけたり」の一文で知られる
『葉隠』の武士にとって最も大事なことは
死の覚悟と説いている。
覚悟とは悟りを覚えると書く。

死を覚悟したとき、
人生の小事は削ぎ落とされ、
真の大義を知ると私は考えます。



『武士道』を世界に紹介した新渡戸稲造は、
武士道とは武士が守るべき道徳的徳目の作法とし、
格言「負けるが勝ち」や
「血を見ない勝利こそ最善の勝利」を示して、
武人の究極の理想は平和であると説いている。


近代柔道創始者である、
嘉納治五郎の言葉に「自他共栄」とある。


「力なき正義は無能なり、正義なき力は暴力なり」
                  (極真の大山倍達総裁より)


「武道の本質は、
修行鍛錬する事を通じて
精神と肉体と健全なる自己を確立すると共に、
社会的にも積極的に不正や悪と戦ってゆける
勇気と行動力を持った人間を作って行く
『人づくり』の大道です」。
                (少林寺拳法開祖・宗道臣より)



私たちも、
「武」の本義は争いを止め、
真の平和を創造する事と捉え、
真の武の志す者は「和」のために行動すると定義している。



『武学』は人類の主体調和と進化発展のために!


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