心意体術

公開講座が昨日、代々木事務所にて行われました。
その一部を公開していきたいと思います。

皆さんは、物事をどのように見ていますか？
物事の見方によって、あなたの意識や行動や最終的には人生に大きな違いが出てきます。
昨日の講座では、まず3つの見方から話が始まりました。


『我見』
我々は「肉体」、つまり過去の経験や体験によって自分の能力を決定する事が多い。
これは動物にも見られる反応である。例えばパブロフの犬に見られるような条件反射等がある。
経験や今持っている技術によって認識する事が『我見』での認識である。

『離見』
人間の他の動物と大きく違う特徴の一つとして、『離見』がある。この離見によって意識レベルを上げる事ができる。
人間は、意識がある動物である。

そもそも人間とは、
「心（感情）」
「意（思考)」
「体（行動）」
「術（能力）」
兼ね備え、それらを切り離したり、統一させる等、自由にコントロールする事ができる。

その中でも「体」や「術」を変えるのは、なかなか難しい。
しかし、「心」や「意」は自在に大きくする事も小さくする事も容易である。

また、意識は心と体に働きかけ、それらを変化させる事ができる。


我見と離見の他に、『離見の見』がある。

この離見の見とは、離見よりも更に高い位置から見ることで、全体を見るという事である。

全体を見る（イメージする）力は、人間だけが持つ力である。それは、ある意味では「神の目線」だとも言える。

もし、神という存在があるとすれば、それが神であるかどうかは、神以上の存在でないと認識すらできない。

認識ができないという事は、神はいないものと同じである。よって、神の話をしている人は神以上の存在で神を認識したか、でたらめである。

でも、「もしも自分が神だったら」というイメージは誰にでもできる。

生きているという事は、精神と身体とを併せ持った状態である。

精神や意識状態や何らかのエネルギーはその場に残るかもしれないが・・・。

死んでしまったら肉体はなくなる。

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