この本を昨日、読み終えました。
「青い鳥」に似たところのあるお話ですが、
「青い鳥」よりは、ずっと深みがあります。
「青い鳥」の場合は、
どうせ家に戻ってきて幸せを見つけるんだったら、
家にじっとしてたらよかったじゃないの?
と思ってしまいました。
「アルケミスト」の主人公の少年は、
旅をすることで成長する。
結局のところ、元に戻って
宝物を見つけるのだけれど、
この旅は、少年の成長のために必要だったもの。
何度も死にそうな目にあって、
ようやく達成することができた自分の夢。
夢を実現する途上で
たとえ死んでも、かまわない。
それでも
夢を追求するという者にこそ、
宇宙は働きかけるのだと
知りました。