まぁ面白いかな。
この人の本は読みやすいのかな?
私の中に共感部分がわくから読みやすいのかしら?!
主人公の女は旅行会社に勤める39歳独身。
そこでの相棒(部下)が年下の男の子で、海外出張の際上司部下ではなく、たった一度の男女の関係となり妊娠。
でも言えない主人公。
前に読んだこの作家の本同様、男尊女卑思想というか、昔の男女の固定観念感というか、そういうのにイラっとしながらも、まだまだそういう世の中だよなと思う。
「まさか」独身で妊娠なんて?!え、うまないよね?!
なぜか言葉の上に「まさか」がつく。
年下部下君は「まさかたった一回でないでしょ」となぜか自信満々に言い出して、その一回で妊娠してますけどとは言えなくなった主人公。
さらに追い打ちかけるかのようにその男は「もし妊娠させてたら土下座してでもおろしてもらう」みたいにいいなさる。
いったい女のからだ・健康なんだと思ってるんだろう?!
しかもこの男の彼女というのもなかなかで、「お母さんみたいな年齢の人と」と本人にいっちゃえる若さで、浮気だなんだと騒がないけど、そういう男でもいいみたいですけど、このいいっぷりなんでしょうかねぇ~
女なら”おかあさん”みたいな人でも(だれでも穴があれば、何なら”女”って言われる人種だったら)やれる男だよ??といってあげたいw
さらには同級生の男!
独身3:3での同窓会の中、そこの居酒屋の店員が同級生で・・・お見合いか何かかとぶっ混んできた。(確かに独身の集まりで3:3ですしね)
男たるもの若い女に子供産んでもらいたい宣言?!をして却下する同級生男の悪びれなさもすごいけど、同じように中年の40間近でも独身のくせに女は行き遅れみたいに言うのって変じゃね??
「まさか」まだ結婚とか妊娠とか願望あるわけじゃないよね?!とか女性に向かって平気に言えるってなんなん?!
妊娠がばれたときの上司の男もまた曲者で、結婚もしてないのにとか、これだから女はとか、仕事辞めるんでしょと追い打ちかけて、子供産む生き物という性を全く理解してないかんじでやんなっちゃう!
男と対等に働けとか言うけど、健康犯してまで子供もうけたりしないくせに!!
生んでいただける女性に敬意とサポートをしろっちゅーねん!!(怒
主人公の姉も「まさか」生まないよね?!田舎に大きなおなかで帰省したらいつ結婚してたの?と結婚しなくても子供出来ますけどねやることやりゃあ・・・「まさか」結婚してないなんて!!って、なんで??
相手だれなん???と。・・・まぁ、まず相手きになるのは正常な反応よなぁ。
・・・とまぁ、私は前の本でも女を何だと思ってるのよ!と憤慨して読んでおりましたが、この本も多少はありました。
でも、同級生の男で坊さんになったやつがまぁ~いいやつで。
そして主人公の兄も、なんだかんだ言ってサポートしてくれてる家族なんかがいて、主人公は無事出産をし、シングルマザーのようでそうではない契約結婚(?)をしてめでたしめでたしなストーリーでございました。
うん、ほんとこんなうまい話ないっちゅーねんっていいたくなるけどw
現実の様々なつらい状況だけでなく、こうなったらいいなというような願望?
子育てってむつかしいよな、働く女性ってむつかしいよなっていう問題提起が割と面白く書かれてるかなと思いました。
とにかく何でも経験しなきゃわからないさ。
なんでも用意周到に人生設計できないよ。
うん。