大絵画展の後に読んでるため、絵の次は壺…骨董好きみたいなイメージだったのにこの本はそういうのではなく殺人が出てくる復讐本だったんでびっくりしましたが、好みの本でした。

 

壺の町って壺商売のまちじゃなくて、阪神の震災の中心地という意味のようです。

一発屋の小説家が事件の真相に迫るかのように書かれていて、遠回しの表現というかそういうのを用いて、どこかアリ地獄のふちでもがいてるような、壺のふちで真ん中の闇に吸い込まれまいとのぞき込んでるような表現が、全くの他人が事件の真相に迫っている印象が強くなる感じでした。

まぁこの小説家は要被疑者ではありましたけど、刑事をうまく誘導して(?)真相に近づけている感じもありつつ、正直動産転がしの引退夫婦とわがまま娘が婿養子の夫残して死んだとなったら、夫に目を向けるでしょって感じでしたけど。

夫会社でがっつりアリバイがあるから早々除外って刑事のほうに疑問点だったわ。

不審者に目もむけるのも大事だけど夫が一番利益が出るんだしそこも疑えよって思いながら読んでましたね。

案の定どんどん夫があやしげになっていき、何十年も前の火事や医師の両親がなくなった原因などあと出し感ありつつも、やっぱりなというかんじで、スムーズに読み進められました。

とはいえ・・・ややくどいかんじというか、腑に落ちない部分もあるけどね。

 

でもまぁ絵のやつより読みやすくすっと読み込めたかなと思います。