中学生の3人がコンビニの外で座り込んでいる4歳児を見つけた。

何も語らない幼女から辛うじて聞き出せたのが名前と年齢だけ。

とにかく警察に保護をと連れて行って後日感謝状をもらって、いいことをしたと満足していた・・・

 

が、時探地、高校生になってあの時の幼女はどうしてあそこに一人でいたんだろうか?と疑問を抱くことになる。

いつまでもあの時のことを考える高校生になった3人。

 

後押ししたのはニュースになったネグレクトと幼子の保護。

あの子じゃないけど、もしかして?!

 

そこから行動を起こす3人。

 

あの時4歳だった女の子アリスの家を突き止め、なぜか家の外でずっと座っていることの不審に思う。

よく見てみたら縄につながれている?!

いろんな疑問、自分はあの時いいことをした、母親に引き渡せたと思っていたけれど、母親に虐待されているのに引き渡してしまったのかも?!

でも警察も疑問もたずに引き渡してたよね?!あれ?大人…信じていいの?!

 

高校生3人の行きついた考えは・・・・ほぼ誘拐?!

アリスの会いたがっている”ちちおや”に合わせることだった。

母親は自分のことを嫌っている、ちちおやに会いたい・・・幼女の顔を見てほっとしたもつかのま、実は父親ではないという事実を突き付けられ。

アリスをどのようにすべきなのか、信じられない大人に幼女をゆだねる決断をするのか。

 

最終的に警察に彼らは怒られ、児童保護施設に引き渡されたアリスではありますが、今回は信用できる大人に巡り合ってめでたしめでたしなようです。

 

意外とこの高校生3人も複雑な家庭環境です。

今はどこの家も”ふつう”なんてなく、みな何かしらの苦労がある。

社会の信頼が揺らぐ中、子供ができる最大限と大人の責任を考えさせられるストーリーでした。

 

正直、こういう幼子をみつけても、面倒ごとに巻き込まれたくないと・・・警察や児相に引き渡して終わる・・・よね?!

それをせず、信頼できる大人を探る行動力、幼女が求めているものを見極め助けるというのが、危なっかしいけどかなりの勇気だ。

子どもの環境がどんどん劣悪になってきているが、その母親もいろんな呪縛を持って生きていて、だからって子をないがしろにしていいわけではないんだど、子を身ごもって捨てられた女は一人どのように社会と闘って生きたらいいんだろ。

殺したら一人罪をかぶり、育てるにしても限界があるとき、いろんなネットワーク知らなかったらなかなか一人で戦うのってつらいよな。

 

子供出来るようなことした男の身元をはっきりさせる何かがないとほんとリスキー、だからこそ女は自分を大事にしなきゃいけないんだけど・・・経済的に安売りしちゃったり、いろいろある中いい状況にするのはなかなかむつかしい問題だなぁ。

 

とりあえず「頼れない、信じられない、任せることができない」と子供に思わせる大人にはならないようにしたいなぁ・・・なんていってみる。

でも私、きっと面倒だなって思って誰彼とバトン渡しちゃうだろうなぁ・・・