日本が崩壊する前に、がけっぷちの国を救うため一人の男が立ち上がる。
過疎は日本の悪なのか?!
なかなか発想がおもしろかったし、今の日本と照らし合わせて考えてみたりもしました。
政治が絡むストーリーであり、今の日本を投影してるようなかんじで読みごたえもあり考えさせられます。
頭の切れる少年が大人になり、政治家となった。
頭脳明晰だけじゃない、ルックスもいかしてる!
そんなカリスマが惨殺死体となって発見された・・・そして謎の能面パトリシア。
パトリシアは動画サイトにて、国家存続のために大都市へ集住せよといっていた。
地方に都会の稼ぎを流すのはもったいないと・・・
過疎対策の予算撤廃の要求を出してきた!
60日以内に行動に移さないとさらなる行動に移すといっていたその動画、さらなる行動というのが殺人?!
過疎地域で発見された死体、容疑者はその地域のものなのか?!
容疑者として挙がった地域住民、でもその後パトリシアが自分がやったといい・・・
さらなる要求をだしてきた。
次のリミットは30日、それまでに犯人パトリシアを特定できるのか、次の攻撃を止めることはできるのか。
犯人特定に立ち上がったのは、過疎地域に移住しブロガーとなった女の晴山と、週刊記者の馬場園、そして内閣官房で働く雨宮。
晴山は中高で常に二位、いつも雨宮に1位を奪われていたという関係で、頭脳明晰で着眼点がすごい人物。
雨宮によって犯人特定は95%までせまったが、どうしても落とせないあと一つの切り札が必要だという・・・そこをどんどん攻めていくあたりなど、なかなかよかったんだが、なんというか人命がかかってるのにゲーム感覚での攻めと、ちょっと無理感ある印象で最終的にトーンダウンしたかな^^;
日本に危機感持たせるために死ぬ必要はあったのかな・・・というのもそもそもだし^^;
ドローンについてよくわかってないからなのか、その辺納得できないところがあったからかなぁ、危機感はあおられたけどちょっと乱暴すぎたかんじなのかなぁ。
死ぬ必要はないよなで終わってしまった^^;
そして過疎地域が日本のお荷物なんておもったことないというのもあるのかなぁ・・・・ああゆう地域で農作物などを作ってもらっていたりしているから日本が生き永らえてるんだし、都会に集中じゃなく、もっと分散して、なんならもっと地方を生かし、日本で自活できるくらいのいろんな力が必要なんじゃないかなと思えた。
決して都会に集中させてはいけない。