きちんと相手を信頼して、話し合いがあれば・・・きっとこの不幸は起きなかったでしょう。
とりあえず私ははじめ数ページ読んだときは、この男めっちゃ嫌い!って感じで思ってたんですけど、最後まで読んで、まぁその気持ちはあまり変化なかったですが、相手を思うが故のコミュニケーション不足の悲劇がつらいところだなとおもいました。
とりあえずいろいろな家族が出てきます。
一つの家族は、小学生2人がいる4人家族。
いつもなら母方の実家への帰省、親も皆で行くのにどうしても仕事があり子供たちだけでいかせるという。
まだ小学生なのにと反対の父親、でも子供の可能性を信じる母親。結局子供もやってみるというのでいかせるわけです。
子どもたちだけで母方の実家に行くと大震災に巻き込まれ子供たち亡くなる絶望がやってくるという。
落ち込む妻とぎくしゃくし、希望の光を持ちたいと不妊治療で子供を授かるという・・・
私、この自分のDANしか許さないかのような感覚の夫がほんとダメで^^;
別に妻側も了承し高齢出産となっても子供を欲しいと願い、生まれるわけなんで問題はないんですけどね^^;
私的にその生まれた子は身代わりか何か?夫婦間に愛の結晶(?)がないと二人の愛は保てないわけ?と。。
まぁね、他人同士が長年連れ添ってると、間に橋渡しのものが必要という気持ちもわからなくはないけどね、生まれてきた子だって親の感情絶対気づいて嫌な気になるよ・・・と、もういろんな想像がしょっぱなからやってきてしまって、ほんとうにこの父親が嫌でした^^;
でも妻のほうが白血病で亡くなり、父娘の二人生活、思春期に差し掛かる過程で親子間のぎくしゃくが生まれます。
別のお話。
旅館経営のおかみと、末期がんの父が出てきます。
その父の遺言書をまだ生きているけど内容を確認したら隠し子発覚!
その隠し子は松宮刑事という展開。
さて、死ぬ前に父親と合いたい?認知されたい?と、祖茂前にどうしてこんなことになったのか?と出生を追う展開に。
で3つ目の家庭として、元夫婦という関係の男女が出てきます。(10年以上前にわかれている)
妻のほうは喫茶店経営。
夫だったほうは新たに女性と同棲。
その喫茶経営の女性が殺害されたという事件発生!
ここでこの3家族の関係が出てくるんです。
喫茶店にあししげく通ってたのが初めの家庭の父親、どうやら喫茶店店主と親しい男ということで浮上するわけです。
私的には、きっと思春期の娘が手におえなくて、新しいお母さん候補を見つけたという展開だろうなとおもったら・・・(そういうところもこの父親が嫌いと決めつけておりました^^;)
この事件担当が松宮刑事です。
というわけで一応この3家族がつながるわけですが、より強くつながっていく後半。
松宮の私的関係としてだけに旅館の女将は出てきますゆえ、おかみの件は放置ですw
殺人事件を楽しみたいだけの私には、この出生の秘密的なところいらないよな~と思っておりました。
でも家族の絆、糸という点では複雑に絡ませたいのかと^^;
まぁ松宮刑事の生い立ち的な部分・・・ここの糸というのもなかなかなもんではありました^^;
とりあえず元夫婦、なぜ別れたのかと考えると、子供ができなかったから。
だからこの男は次の女(同棲中の女)には子供ができたら結婚しようという^^;
もう・・・私的にやな男また登場!
子供問題があるわけで、そこが私は嫌な感情で読んでしまう^^;
子どもができない夫婦は一緒にいられないのかねぇ?!
とにかく、うちの夫みたいな感じでほんっと嫌いです(爆
(うちの夫は、自分の生きた証にたくさんのDNA受け継いだもの=子孫を残したいという考えの人で、それは男の本能だと。子供出来ないなら夫婦の意味なしと考える人です。それを女の私からすれば、女は子供産む道具か!怒という気持ちになり、愛を感じないとおもうわけです。)
でも最後まで読むと複雑な気持ちも見えてくるので、多少その感情は沈静化しましたが、でもここまで複雑にする必要あるん?
まぁ、犯人の最後のウソが切ないなという気持ちだけが残りました。