科捜研と民間の鑑定会社の確執といった感じで、権力持つ人たちのいろいろな確執の中戦うといった感じのストーリー。
元科捜研の主人公が民間鑑定施設を立ち上げた。
猟奇殺人事件の弁護人から鑑定を頼まれる。
この事件は連続で、子宮を奪取した殺人犯・・・が、2人はやったけど残りの一人はやってないという。
事件の鑑定書などがなぜかない中、再鑑定したいと奮闘する主人公と仲間たち。
で、色々見えてきた中、仲間が事件に巻き込まれ。
何かある今回の依頼にハラハラドキドキしながら、真犯人を探す感じです。
もう鑑定をいじれるという時点で、施設があらされる時点で、警察関係の犯行だろって感じが見えてくるわけですが、大どんでん返しとまでは行かなくとも、いつもの中山ワールドといいますか、そういうのも楽しめる内容にはなってるのかなと思います。
でもなんでだろ、既視感があるんだよなぁ。
隠蔽体質とか、敵対する組織とか、事件を調べるにつれ仲間が傷つくとか・・・まぁありそうではあるけど^^;
読みやすいしサクッとテンポよく読める。
シリーズ化したら多分追うような気もする、でもそこまで引き込まれる本ではなかったかなぁ。。
民間の科学捜査鑑定所〈氏家鑑定センター〉。 所長の氏家は、女子大生3人を惨殺したとされる猟奇殺人犯の弁護士から再鑑定の依頼を受ける。 容疑者の男は、2人の殺害は認めるが、もう1人への犯行は否認している。 相対する警視庁科捜研との火花が散る中、裁判の行く末は—— 驚愕の結末が待ち受ける、圧巻の鑑定サスペンス!