短編集でどれも一癖ある患者たちが登場します。

 

はじめの二つは結構印象的だったけど、最後になるにつれて私の中ではちょっと微妙かな~。

はじめのドクターショッピングのは、そっち系の人だとどんどん入り込んでいって、自分の都合のいい病名がつかないと収まりつかなくなりそうなのは想像つきますが、そこまで行っちゃうと病気では済まされないよね、犯罪。

でも犯罪者になってもそっちのひとは無罪になるの?!

自意識過剰の女医の話(2つ目のストーリー)も犯罪!

そこまで行ったら恐ろしい・・・・

 

老人が寄ってたかってというやつも犯罪だけど、痴呆の末にとなるとそれも無罪になったりするのかしら?!

それとも余命少ない人たちだからと減刑されたりするのかしら?

そういう社会が恐ろしい、いやそもそも自分に合わない人たちを寄ってたかって意気投合した人たちと組んでリンチする形態がもう世の末。

 

最後のは薬害訴訟?

副反応によって奪われた人生のために戦うというストーリーだけど、患者は団体やサポート医師などに利用されているのかしら?

真実はいったいどっち?!

すでに薬害と認められてるものもあるけどその途中でいまだに論議されてるものが題材なのだとすれば・・・HPVワクチンのことを皮肉ってるのかなと感じてしまいました。

 

病は気から?

心因性の病に侵された患者たちの暴走はやっぱり医者でも怖い・・・ということのようです。