とうとう読んでしまった・・・ベストセラーの漫画や今度映画にもなるという「君たちはどう生きるか」
とても読みやすく読書感想文向き。(読みやすいから小学生でも行ける。でも中学生向け。高校生にもいいと思う。主人公は中2ですんでその辺がベスト)
子供って自己中な世界観だけど、大人になっていくと周りを見るようになる、世間を・世界を感じるようになるということを実感していく成長の話・・・なんて一言でまとめちゃいけないですね。
とにかく読者に語り掛け考えさせるように持っていく叔父さんのノート。
生きていくというのは人に役立つことだというのを生産性という言葉で表してるようですが、一生を背負って生きるというのはとても大変でだからこそ価値があるということが書かれてるとおもいます。
それは、どう生きるかという問いかけではあるものの、もっと…なぜ生きるのかを考えさせられる感じです。
池上彰さんは番組でこの本を紹介したようなのですが、「この本は生きるために本当に大切なことはなんなのかを考えさせてくれる名著だ」といったそうです。
ほんにも現代版の道徳だと書かれてます。
題材がとてもシンプルで考えやすい”いじめ”があり、そこには貧困というのもあります。
いろいろな経験の中で精神的成長を遂げる主人公、そういう経験は読み手一人ひとりきっとあったものだと思うから、とても読みやすくてわかりやすくて、考えたくなる本で・・・子供にも読んでもらって何か感じてもらいたいっておもいました。
こんな風に心を傷つけ痛みを感じ、それをまた両者が分かり合えるというのは、いい友達を持ったな~とおもうし、主人公が自分の卑怯さを隠したいという点なんかは人間臭い感じがするし、おじさんのポジションが親じゃないからこそ聞き入れられてる感じも味があっていいんだよね。
これ・・・・ちょっとひねた夫とかが読んだらどう感じるんだろ?映画は楽しみにしてるみたいだけど。
私は素直なんで、考えさせられたし、道徳本・哲学書と言われるのもわかるなとおもったけど。
映画になったら、とりあえず家族で見ると決めたw
てか、映画になったら・・・本で感じた勘定が薄まったりしないかな、もっと濃厚になるような作品になるのかな、いろいろ楽しみです。
よんだのはこれ↑
まんがもあるよ