離婚や死別、未婚の彼女たちの生きざまがすごくリアルで”ご機嫌”になれるかのようなタイトルなのになぜか私は泣けた。

母親としての彼女たちの子供への悩みがそれほどリアルに感じたから。

そして今私自身小3の子供を持つ親だからかもしれない・・・シングルマザーだからこその悩みというよりも女性固有の子育ての悩みが大きい。

親にも言い分はあるけど子供にも言い分があるわけでその辺も子供に支店で少し書かれている。

 

年齢を超え、理由を超え、様々な生き方をした彼女たちが本音でぶつかり、相手をわかっている形がすごくうらやましかった。

前向きな彼女たちも素敵。

 

でも世間はとてつもなく頑張らないとシングルマザーを評価してはくれない。

パパ(父親)がいないことはない、そばにいないだけで・・・

 

問題が起きて学校から呼び出しが多くって、愛情が足りないかのように言われ、でもお金かけてやれない分愛情は一番にかけているのに決めつけられるのを悔しがってる部分や、虐待事件がニュースになれば、母親だけが攻められてるかのような風潮に、どこかに父親もいるのに母親だけが非難される風潮がおかしいといきまく…そういう気持ちがすごくよくわかる。

 

正直シングルじゃなくてもその部分は母親として感じられる。

ただ、背負ってるものの負担が違うのかもしれないのかな、シングルの人に言わせたら私が専業でのうのうと生きてるだけの女なんだろうし。

 

特に我が家は男の子。

男育児の母親が言ったセリフ「何度約束しても守れない、平気でうそをつくのは本人は嘘ついてるつもりもないんだ。そして困ったときはおかーさーんと助けを呼ぶと解決」みたいな部分に共感しました。

ほんと、まさしくこれだとおもう。

あやまらないのも、自分が悪いと思ってないから・・・。

男という異星人を育てることに、周りが大変でしょというのは体力だけでは消してない。

 

いろいろ共感できる部分もあって、母親してる人なら女性の奮闘ぶりに涙できるかも?!

これで泣けるのは私だけなのか?!

 

シングルマザーの問題というよりも親子間の問題に悩むお母さんの話でした。

女って前向きだ。

 

 

 

 

内容紹介

 バツイチ、シングルマザー。悩みは多いし、人生は簡単ではない、でも。 離婚に傷つき娘と暮らす寧、年下の恋人のいる万起子、娘が口を利かない美香。夫を癌で亡くした崇子の料理屋には、今日もバツイチ女性が集まる。結婚、出産、離婚、人生の転機に必要なものを探りながら。 

 

内容(「BOOK」データベースより) 

離婚に傷つきながら娘と二人暮らす、寧。年下の恋人のいるスタイリスト、万起子。口をきかなくなった娘を抱え、スーパーで働く美香。ハイブランドに勤めるみどり。夫を癌で亡くした崇子の店には、晩ごはんを目当てにワケアりの女性が集まってくる。仕事の愚痴、子育てへの不安、熟年再婚の惑い。惑い続ける女性たちの「バツイチ倶楽部」が始まった!つらいことも多いけれど、仲間とごはんがあれば大丈夫。心あたたまる家族と友情の物語。