AV界にはまる女性たちがつぎつぎ殺される話・・・

殺される人に共通するものは?!

そして犯人は?!

 

AVに身を投じた女性たちがどのようにしてその世界に入ったのかがリアルに描かれていてちょっと辛いです。

表舞台は華々しい?!

でもどのように墜ちていくのか、使い捨ての世界の厳しさを見た気がしてまたつらい。

 

恨みを買わないように生きないとはめられるのかなぁ・・・こわいなぁ。

殺人鬼とされる容疑者も罠にはまるわけなんで、ほんと落ちるってこわい

 

正直わかりにくい終わり方だし腑に落ちないんだけど、でも結構よかった。

仕掛けが多くて読みにくい、本名と源氏名があって名前が多くてごちゃごちゃになるし、読み辛さもあった。

AV界のランクや賞味期限などもわかっておもしろいかな?!

でも結局のところ女子アナから転落させるためだけにこれだけの仕掛けはでかすぎるし、根が深すぎる。

病みそう。

 

墜ちていかないためには自分の直感だけが頼りなのか?!

むつかしいなぁ~

 

 

 

 

内容紹介

 「人生に分岐点なんてものはない。 知らない間に、何処かの誰かに、 その道は選ばされている」 アルテーミス【artemis】ギリシア神話に登場する狩猟・貞潔の女神である。のちに月の女神ともなった。 人生には幾度となくこう思う瞬間があります。——あの時、あちら側を選んでいたら―—。しかし、その“あちら側"なんてものはそもそも存在していなくて、私たちは知らず知らずのうちに、何者かの采配によって、その人生を操られていると知ったら……。「アルテーミスの采配」は、何者かによって人生に張り巡らされた“罠"の恐ろしさを描いた長編ミステリーです。 物語は、AV女優のインタビューから始まります。自己実現のためにAV女優といった仕事を選んだ女たちは、口々に自分の人生の選択を正当化していきます。しかし―—その発言は、嘘で塗れているのです。「これは本当に自分の選択だったのか……」。しかしながら、これは決してAV女優を題材にしたミステリーではありません。芸能という世界に張り巡らされた、罠、そして落とし穴を入り口に、著者は、世の中で正当化されている選択のその恐ろしさを問うていきます。殺されていく女優たち、彼女たちの取材をしているうちに、女優たちの不審死の容疑者と疑われる男、その男が残した取材記録を手にし事件の真相を探ろうとする出版社の女。物語の視点は次々と変わり、物語を引っ張る謎もまた、どんどん姿を変えていきます。「殺人犯は誰か」「犯人の狙いは何か」「アルテーミスとは何か」「采配とは何か」……。 謎が謎を呼ぶ一気読みミステリー。すべての想像と推理を裏切るどんでん返しの応酬に息つく暇もありません。ラスト読み終わった時、物語のすべてが、「真梨幸子の采配」だったと気付かされます。

 

 内容(「BOOK」データベースより)

 AV女優連続不審死事件。容疑者の男は行方不明。男が遺した原稿『アルテーミスの采配』が、隠された嘘、或は真実を語り始める。私の人生、狂ったのは誰のせい?毎日は無数の罠で満ちている。最後一ページまで、見事なる真梨幸子の采配。