小児がん(年齢的には小児がんではない年齢の方もいます。未成年者のガン)と闘った7つの家族のお話です。

難病と向き合って生きること、生きたこと、命を終えることが読めます。

本人の生命力、周りのサポートの重要性をみているとやっぱり人は一人で生きていけないんだなとかんじます。

そして不自由なく今を生きる人々が、いかされているなんて言ってどこか自分の人生諦めつつ生きている人に、もっとしっかり生きろよっていわれてるような気になりますね。

 

でも小児がんを克服した人、なくなった人、もっとたくさんいるはずなのに、どうして定義外の人(年齢的に)を数名採用してるのか。

皆素敵な生涯をおくっていて、選べないはずであろう中、わざわざ年齢外の人を抽出した感じがちょっとタイトルと違うよなとおもってしまいました。(厳しくてごめん

 

どの方のも読んでよかったわけですが(ノンフィクションで闘病記のものを悪くは言えないよね)、年齢外を載せたいなら白血病だけに特化するとか、小児がんというタイトル付でない方法を考えるべきだったんじゃないかなと、そしてシリーズ化すればいいだけなんだし。

 

たぶん私は幼い子供の闘病というよりそこに奮闘する親の戦いを読みたかったんだろうな・・・

 

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

 「いまは、ガンになった自分が好きです。」いのちの重さとむかいあい、心に種をまいた、七人の記録。

 

 内容(「MARC」データベースより) 

小児ガンにかかった7人とその家族の手記。難病と向きあって日々を精一杯生きる姿は、生きること・死ぬこと、人の尊厳、家族や人々の絆など、多くの大切なことを教えてくれる。

 

 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 

佐藤/律子 40歳を目前にしたころから、童話や児童文学を書きはじめる。次男・拓也くんの小児ガン発病による闘病体験から、小児ガンと闘う子供たちの姿を伝え、いのちの大切さを知ってもらおうと、小児ガン体験談集「種まく子供たち」の呼びかけ人となる。子供たちに「生死」をやさしく、きちんと伝えることをテーマに活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)